エコール流通グループの大手文具量販卸のエスシー(竹澤義久社長)は、7月18日~19日、東京・浅草の東京都立産業貿易センター台東館6階で創業50周年記念イベント「NEXEP(ネクステップ)50 プレゼンテーション」を開催し、東北から九州までの広域から533名を集客した。
グループの東京エコールと日東商会が協賛した。
今回のイベントは見本市ではなく、販売業態やカテゴリーの垣根を超えて、エスシーが提供する「次世代の提供価値」をもれなく伝えるためのプレゼンテーションの場。そのため、従来の量販店顧客に加えて、大手生活雑貨店や納品店、店頭販売店など、同社と取引のない顧客も招くという異例の試みとなった。
会場構成は商談ブースを中央などに配置、「ステーショナリー」「玩具・日用品」「ファンシー・雑貨」の各ブースと、トークイベント、ワークショップ(アンテリック、扶桑、星の道商事、若松屋)、コラボ商品紹介、また同社クリエイティブマーケティング部の取り組みを紹介する「CREATIVE STUDIO」の各スペースを設けた。
次世代に向けた提供価値として、圧倒的なMDの幅、商品領域を超えたクロスMD、カテゴリーを超えたクロスMD、そして文具における究極のカテゴリーマネジメントを魅せ、来場者はスマホで撮影したり、熱心にメモを取るなど圧倒的な情報量に刺激を受けたようだ。
受付から続くエントランスでは、エスシーの50年とその先、これからの未来「51年目のはじめまして」をテーマに今回制作したプロモーションビデオを放映した。エスシーで働く、営業、事務から現場などたくさんの働く人の日常や笑顔が収録されており、同社を支える人材の力も伝えた。SDGsの取り組みも紹介。
また各メーカーの協力による記念商材として、「2025文具デザインカレンダー」なども展示された。
文具王の高畑正幸氏と文房具ソムリエの石津大氏によるトークイベントも初日午後は立ち見客も出るなど盛況だった。二日間に渡り、1日4回各回30分で実施した。
古本幸広会長は18日の記者発表で「今回のプレゼンテーションは1年前から準備した。エスシーの次世代への方向性を見てください。やもすると文具業界がシュリンクしているのを一緒に打破していきましょう、ということをお伝えするイベント。社員には『従来の見本市の延長上で開催することはまかりならない。全員が知恵出しをしなさい』と伝えたが、期待値を超える展示内容に感謝している。当社の強みは人材であり業績黒字化の立役者でもある。この1年はエスシーにとって社員が大きく成長できた1年であり、最大の財産となる」と50周年に対して所感を述べた。
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2024年07月19日