サクラクレパス(西村彦四郎社長)は、2024年3月2日、3日に熊本大学で行われた日本教育工学会2024年春季全国大会で、玉川大学 教育学部/ICT教育研究センター山田徹志准教授らとの共同研究成果として、「生成AIと人の『絵本の読み聞かせ』に関する検証報告」について発表した。
現在、サクラクレパスは大学などと連携し、子どもたちの主体的な育ちの状態の可視化に向けた基礎研究を行っている。今回の研究では、行動センシングとAI技術を活用し、子どもの遊びを通した学びの姿(主体的な育ちの状態)の可視化に向けた研究をしている。
その研究成果の一つとして本発表では、絵本の読み聞かせ参加時の子どもの視線の時間変化から、人による教材利用、デジタル型教材利用の双方の場合において、強い関心や飽きという特定の状態を推定できる可能性が示唆された。
また、視線のバラつきの振幅の違いと読み聞かせ後の描画内容の違いから、人による読み聞かせが子どもたちの内容理解や記憶に影響を及ぼしやすいことが示された。
これらは、限定的な事例結果ではあるが、行動センシングおよびAI技術を活用することで、デジタル端末の操作・装着によるモニタリングが難しい子どもたちの育ちの状態の可視化に繋がると考えている。
今後、新たな教材の使用方法の提案・開発などを通した教育環境の質向上支援につながる可能性が期待されている。
引き続きサクラクレパスは、子どもたちの育ちを科学的に探求し、研究成果を通じて「子どもの育ちを多方面からサポートする」事業活動を展開していくことで、社会に貢献していく考えだ。
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2024年06月26日
サクラクレパス 玉川大学との共同研究成果を発表 生成AIと人の「絵本の読み聞かせ」に関する検証
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