コクヨ（黒田英邦社長）のマレーシア法人であるコクヨインターナショナル (マレーシア) Sdn.Bhd.は、東南アジア初となるコクヨ文具の直営店「Campus STYLE the Starling（キャンパス スタイル　ザ・スターリング）店」を5月25日、マレーシア・クアラルンプール近郊のPetaling Jaya（ペタリンジャヤ）にあるショッピングモール「the Starling（ザ・スターリング）」にオープンした。

　SNSなどを通じた自己表現ニーズの高まりにより付加価値文具市場が拡大するなか、コクヨのステーショナリー事業は、顧客接点の強化によって市場を捉え、日本国内のみならず、グローバルへの領域拡張を進めている。

　特に、近年はアジア圏の経済成長の影響を受け学生の勉強熱が高まっていることを受け、2022年と2024年に上海に直営店をオープン。

　マレーシアにおいて、コクヨは1997年の現地法人立ち上げ以来、主にオフィス空間構築事業、家具の製造・販売を行ってきた。

　その後、2022年の調査や2023年に2回開催したPOP UP SHOPを経て、この度、東南アジア初出店となる「Campus STYLE the Starling店」のオープンをもってステーショナリー事業の本格スタートに至った。

　「Campus STYLE the Starling店」が入居する「the Starling」は、マレーシアの首都クアラルンプールに隣接する都市・Petaling Jayaにあるショッピングモール。近代的なオフィスビルや高層マンション、昔ながらの飲食店や商店が混在するエリアに位置するこの施設は、平日はオフィスワーカー、夜間や週末は近隣に住むファミリーやカップルで賑わう。

　店内は白を基調とした壁面にコクヨの文具が彩られ、オープン初日は約1000種類の商品を用意した。

　オープン初日の5月25日は土曜日だったこともあり、昼過ぎ以降から閉店時間の22時まで、多くの家族連れや学生で賑わった。

　30分以上の時間をかけて店内をじっくり回る学生や、店内に設置されたキャンパスノート工場直送の原紙ロールに試し書きできるコーナーで足を止める親子など、初日は200組を超える購入客があった。