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2024年04月17日

有隣堂 店舗の販売データの閲覧・分析ツールを提供開始 今後文具・雑貨も検討

 有隣堂(松信健太郎社長)は、有隣堂各店舗の書籍・雑誌の販売数や在庫数などのデータを閲覧・分析が可能になるデータ提供システムを新規事業として4月から提供開始した。

 新しいシステムの名称は「Book Store Central-Sales Status(BSC-SS)」。

 「BSC-SS」は主に出版社を対象に、有隣堂各店の書籍・雑誌売上数、在庫数などのデータ(Sales Status)をEdgeやChromeなどのブラウザ上で閲覧できるサービス。同社が2022年に開発した店舗運営システム「Book Store Central(BSC)」がベースとなる。

 書店事業が厳しさを増していくなか、同社では事業全体の再構築を進めている。その中でデジタル化の推進によるインフラ整備を進め、自社で小売業の店舗管理システム「BSC」を開発した。

 これにより柔軟でスピーディなシステムの追加改修が実現し、以前から要望があった各店の在庫情報や販売状況を出版社へ提供するツールを開発することを可能にした。

 有隣堂は、「BSC-SS」の導入企業と協力し、店舗の販売・在庫状況を可視化して精度の高いデータ分析・仮説検証が可能となる。新規事業開始からの導入企業はすでに100社を超えている。今後も「BSC-SS」の活用推進を通して顧客目線の商品制作をサポートし、読者のニーズに応える店舗づくりの実現を目指す。

 今後は、書籍・雑誌と並行して、文具・雑貨の販売・在庫データにも対応した運営システムの開発、および他書店チェーンでも利用できるプランの提案を検討する。

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