1888年の創業以来130年以上の歴史をもつ高級筆記具ブランド・パーカー社の新コレクション「PARKER 51」(パーカー51)の発売を記念したイベントが、3月18日~21日、東京中央区の銀座・伊東屋本店で行われた。主催は輸入元のニューウェルブランズ・ジャパン。
「パーカー51」は1941年に誕生、ペン先と一体化した独特の流線形シルエット、飛行機雲の伸びやかな書き心地で爆発的なヒット商品となり、1978年の生産終了まで、世界150か国の市場で超ロングセラー商品となった。
2002年には、根強いフアンの要望で新たに「スペシャルエディション」として再登場。2021年2月9日、オリジナルにオマージュを捧げながらも進化した新コレクションとして出荷開始され、今後、銀座・伊東屋を皮切りに全国でキャンペーンを行う。
会場では、「パーカー51」新コレクションとともに最新のパーカー筆記具を展示、試し書きやクイズラリー、お手紙コーナーなど来場者の興味を惹くコーナーを設けた。
パーカーは英国王室御用達ブランド、品質を認められたもののみに与えられる称号「ロイヤルワラント」をエリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子の3人から授与され現在まで保持している。主催者はこの発表イベントを「継承と進化」と表し、全国キャンペーンのテーマとしている。
また創業者の曾孫にあたるジョフリー・パーカーさんから「日本の皆さん」と書いた同社の伝統と、日本市場と密接なつながりを述べたレターも公開された。
ニューウェルブランズ・ジャパンの関一瞳マーケティング部部長は「実は昨年秋に発表予定で準備したのがコロナの影響で今春に延期され、遅れが生じましたが、この間各地の販売店に周知を行い感触を打診、神戸のナガサワ文具センターさんなどからも好感度の声をいただきき、市場拡大に期待しています」とコメント。
「新パーカー51」のキャンペーンで使うポスターのイラストは伊東屋の伊藤明社長が描いた。伊藤社長はもともとアートに造形が深く、ニューウェルブランズの依頼に応え描いた。
新コレクション「パーカー51」の最大の特徴は万年筆の形状。ペン先が覆われたフーデッドニブ構造はペン先からのインクの乾燥を防ぎ、書き出しからかすれず滑らかに文字を書くことができる。
万年筆とボールペンは6ラインあり、価格はパーカーでは中間的な価格帯となる、8800円~36300円。最も高価な「プレミアム プラム GT」は、万年筆(18金ペン先)が税込3万6300円、ボールペンが同2万2000円。
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2021年03月22日
「パーカー51」で全国キャンペーン 銀座・伊東屋で発売記念イベント
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