メインの取り扱い商品群をパーソナルステーショナリーに絞って特徴付けする異色卸、エムディーエス(杉本昭博社長)の2010MDSフェアが、2月3日午前9時15分から午後5時まで、浅草の都立産業貿易センター台東館5、6階フロアで催され、文具店、業態店文具売場のキメ細かな構成提案を呼び物に、来場客の出足も早く、予定の開場時間を繰り上げた。
5階は同社とメーカーのコラボ提案企画「2010年ネタ探しの旅」と題し、スタートビジネスカフェ、鞄の中身、GIFTS、就活、はるる、photo’s life、fresh gallery、乙女文具、メルヘンの森、ぱんだらけ、りあるあにまる、key-holders&straps、BAG to the town、pen-casesで展開。
またアイデアバンク(ラボラトリウム)、エムプラス、「春・shun・旬…」など会場へ足を運ばなければわからない内容だった。
6階は定番を中心に紙、ファンシー、キッズ、筆記具、ギフト、輸入雑貨をテーマ別に並べた。出展は117社。
来場者は圧倒的に女性マネジャーや店頭販売員が多く、企画モノの什器や構成に携帯のカメラで盛んに撮影していた。
終日若い年齢層の顧客が絶えなかったアイデアバンクは、MDSの若い社員10人がテーマを決め、40社のメーカー製品の応援で展示した。
東京営業部で2年目になるという渋谷真由美さんはアイデアバンクを担当した。「3か月前からリサーチをスタートし、直前には2日から4日間、会社に泊り込んだ」と話し、「とにかくみんな全力で頑張り、充実感があります」と楽しそうに説明してくれた。
同フェアは、パーソナルに特化したため北海道、九州地方からも来場者が多く、770名の来場を記録、成績も目標をクリアした。
午前9時の開会式で杉本社長は「お蔭さまで昨年6月の決算は売上3%アップだった。また直後の第1四半期(7月~9月)は107%と好調に推移したが、安易な予断はできない。現在返品率を限りなく0%に近づける努力をしている。このフェアの来場は各地有力店の約800人、売上げ3億7000万円を目標とする」と挨拶した。
※乙女文具 … ホワイトディに向けての雑貨文具を提案した。
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2010年02月05日
店頭は若手の感性で提案、カメラで自店持ち帰り MDS見本市
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