ブラザー工業とブラザー販売は、7月4日中央区銀座の時事通信ホールで新製品発表会を行い、「JUSTIO(ジャスティオ)」シリーズに新たにドキュメントスキャナー4機種とビジネス向けA4モノクロプリンター複合機5機種を発表した。

　ブラザー販売片山俊介社長は中長期戦略計画の説明で、2015年までに売上高7500億円、営業利益580億円を目指すと発表。「ブラザーらしい価値向上に努めていく」と挨拶をした。

　新製品の「ドキュメントスキャナー」(すべてオープン価格)は、紙をスムーズに読み取ることができる搬送機構やスキャンしたデータの傾き補正や、白紙除去などができる画像処理機能を搭載。「ADS－2500W」のみ、PCを使用しなくても各種クラウドサービスやスマホなどと直接連携する機能を採用した。卓上モデルはA4原稿の毎分24枚高速読取や、1度に50枚をセット可能にした。

　また、モバイルモデルの2種は、カバンなどに入れて気軽に持ち運びできる小型＆軽量を実現。PCとUSBケーブ接続するだけでスキャナー使用できるため、外出時などに便利。

　「ドキュメントスキャナー」のラインナップは、卓上モデル「ADS－2500W」（市場想定価格7万前後）が10月初旬発売で、「ADS－2000」（同4万5000円前後）、モバイルモデル「MDS－700D」（同2万3000円前後）、「MDS－600」（同1万8000円前後）の3機種は7月下旬を予定。目標年間販売台数は、4機種合わせて5万台。

　モノクロレーザープリンター・複合機5機種(すべてオープン価格)は9月中旬発売で、5機種で年間販売数3万台を見込む。