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2011年02月16日

キヤノン 商業印刷向け業務用フォトプリンター市場に参入 

キヤノン内田恒二社長(中央)と清水常務(左)、キヤノンマーケティングジャパン川崎社長(右)(2月15日下丸子本社)

夢のようなプリンター「DreamLabo 5000」(15日下丸子本社)

 キヤノンは、2月15日、東京大田区の本社で、商業印刷向けの業務用フォトプリンター市場へ本格的に参入することを発表した。その第一弾として、業務用インクジェットプリンター「DreamLabo(ドリームラボ) 5000」を9月から発売する。

 新製品は、高密度プリントヘッド技術を応用し、新たに開発した最大305ミリ幅での印刷を可能にするプリントヘッドを搭載して、銀塩写真以上の高画質と高生産性の両立を達成した。

 高画質については、7色の染料インクと専用紙で、滑らかな階調表現と鮮やかな発色を実現。カラーバランスのズレが少なく、安定した色表現を可能にした。 
 
 また、極小インク滴と高解像度により、小さな文字もシャープで高濃度な出力も実現し、写真と文字が混在したカタログなども高品位に出力することができる。

 高生産性では、プリントヘッドを固定したまま1回の用紙搬送で写真を高速にプリントする「ワンパス印刷」で、L判の写真を1分間に44枚の高速印刷が可能。フォトアルバムやPODに最適な自動両面印刷機能を標準装備し、後工程の貼り付け作業も省いた。


 本体価格は1台5000万円(税別)で、国内売上では100億を目指す。

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