大阪ファイル・バインダー協会は8月8日、大阪市中央区の大阪文紙会館で「第18回夏季研修会」を開催し、関係者50名が出席した。
冒頭で同協会の西川雅夫会長(セキセイ会長)から、研修会の講師を務める一般財団法人・大阪デザインセンター(ODC)理事長の石原俊彦氏は「関西学院大学教授、イギリスのエジンバラ大学名誉教授という傍ら公認会計士として、内閣府や西宮市などの行政にも携わっておられます」と紹介された。
今回の同研修会テーマは「デザインと経営の融合~ファイリングで研究をデザインする~」。
石原氏は「デザイン思考という考え方は企業経営そのものであり、アイデアやポリシー、サービスはデザイン思考から湧き出るものである。人に寄り添って生まれてくる感性が新たな付加価値を生み出すことで企業経営に通ずる」と話した上で、関西学院大学の自身の教授室のファイリングを例に挙げ「教授室の部屋の内部写真など様々な角度から整理整頓術にもデザイン思考を意識している」と説明があった。
質疑応答では石原氏からキングジムの木本氏に「テプラの充電方法をもう少し考えほしい」という提案や、LIHIT LAB.田中宏和社長から「ファイリングシステムの将来性」などの質問が寄せられた。
最後に、西川会長は石原氏に「近い将来、生成AIやチャットGPTによるファイリングが進み、なんの書類が部屋の何処にあるかをデジタルとリアルの両面から知らせてくれるかもしれないですね」とユーモアを交えた謝辞を述べ、閉会した。
研修会終了後、恒例のビアパーティーが「湖陽樹」で開催された。総合デザイナー協会の野口理事長も参加し、間近に迫っている大阪・関西万博にもデザイン思考を意識した政策などが期待されるなど意見交換が行われ、LIHIT LAB.の鎌田氏が挨拶し締めくくった。
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2024年08月09日
ODC石原理事長「デザイン思考は経営そのもの」 大阪FBAが第18回夏季研修会開催
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