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オート、中国メーカーとパートナーシップ締結、中国販売を本格化へ

2016年07月05日

高橋社長と林会長(右)

 筆記具メーカーのオート(東京都台東区、高橋和久社長)は、7月4日本社で会見し、中国の文具メーカー「三木控股集团有限公司(サンウッドホールディンググループ、林夏森会長)の協力を得て、中国市場での販売を本格化させると発表した。

 オートが日本で製造する筆記具を、三木社の100%出資による販売会社「上海楽多」(楽多はオートの中国語表記)が、香港、マカオを除く中国全土で販売する。今年6月14日~16日に上海新国際博覧会場で行われた見本市「中国文化用品商品交易会」にも出展し、オート製品を展示した。

 中国市場で販売するのは、日本市場で1000円~2000円の上代価格帯の金属製のペンを中心に、同社の得意とする水性インクや中国で人気の高いゲルインクもラインナップする。

 来日した林会長は「当社は26年前に中国で鉛筆削りを発売し、日本でも販売。15年前にはシュレッダーを発売し、その後、ホッチキス、PPファイルなど事業領域を拡大し、中国で一番の品質と評価を得ている。筆記具を作りたいという夢があり、今回、筆記具メーカーとして歴史あるオートとパートナーシップを組むことができた。中国市場のみならず、全世界に出て行きたい」と話した。中国市場では30%を従来チャネル、残りは新規チャネルで販売していく。3年後に売上高1億元(約15億円、出荷ベース)を目標とする。

 高橋社長は「2013年4月に、筆記具のOEM提案を目的に浙江省にある三木社を訪れたが、逆に同社からの提案を受けて社内で協議し、同年9月に合作意向書に調印し、約1年半の打ち合わせを経て、中国の見本市に初出展した。日本国内で大手メーカーの中に食い込んでいくのは厳しいと予測しており、まずは上海楽多で売っていただき、中国市場に活路を求めていく。3年後に市場からの声を見極めて、次のステップに上がっていく。将来的には国内市場に製品を還流し、オートの再認識に繋げていきたい。株式などの資本提携は結んでいない」と話した。

 三木社は1990年に設立され、2003年にはグループ企業として組織化。浙江省、王杯経済開発区のサンウッド工業団地に本社を移転。製造、貿易サービスを基本とし、従業員数は1200人以上。ビジネスエリアは、浙江省、江西省、上海が中心。ブランド名は「SUNWOOD 三木」。

 オートは、生産拠点として国内に結城工場(茨城県結城市)を持ち、売上高の約3割を海外市場で占める。

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