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2016年05月19日

サイン&ディスプレイ業界向け大判インクジェットプリンターを発表 エプソン

エコソルベントインク搭載の高画質モデル「SC-S80650」

水性顔料大判インクジェットプリンターの最上位モデル「SC-P20050X」

 セイコーエプソンとエプソン販売は、サイン&ディスプレイ業界向け64インチ対応エコソルベントインク搭載大判インクジェットプリンターの新商品として、「PrecisionCoreTFP プリントヘッド」を2基搭載し、新開発の「UltraChrome GS3インク with RED」を採用した高画質モデル「SC-S80650」(税抜220万円)など3機種を、5月24日から発売する。

 エプソンのエコソルベントインク搭載大判インクジェットプリンターは、2012年5月のサイン&ディスプレイ業界向けプリンター市場への本格参入以来、屋内外装飾、壁紙、ウィンドウディスプレイ、屋外バナー、カーラッピングなど、様々な商業用途で使用されている。

 今回の新商品は、商業用プリンターとして必要な「高画質」「高生産性」「信頼性」をさらに追求し、高画質と高生産性の両立を実現した。今後1年間の販売台数は、200台を予定。

 新開発の「UltraChrome GS3インク/GS3インク with RED」は、「広色域」「明るい色表現」「光沢感」を兼ね備え、さらなる高画質を実現。インクの改良により乾燥性が高まったことで、印刷後の巻き取り時間までの生産性を高めた。

 そして、「PrecisionCoreTFP プリントヘッド」は、真円のノズルからインクを正確な位置に必要な量だけ打ち出すことで、印刷品質を向上。また、新たにソフトウェアRIP用の入力プロファイル「Epson Wide CMYK Input Profile」で色再現領域を拡大し、鮮やかな色を再現している。

 新たに搭載したメンテナンス作業回数を大幅に削減する「布ワイパー」、プリンター内の空気をきれいに保つ「空気循環システム」、チューブ内のインクの沈殿を減少させる「インクフローレギュレーター」により、高いプリント品質を維持することができる。

 そして、コンパクトでフラットな排紙の経路を確保するためフレーム構造を改善、メディア送り用ローラーの大径化、メディアを押えるローラー数の増加により、メディアの斜め給紙やしわ、巻き取りズレを減らし、より正確な紙送りを実現。プリント出力サイズの精度を向上し、安定稼働を実現することで信頼性を高めた。

 屋外装飾で重要な耐候性は、従来機の「SC-S70650」「SC-S50650」「SC-S30650」と同様のラミネート無しでの最大3年を実現(ホワイトとメタリックシルバーインクは除く)。

 製品保証期間は従来の1年間から 2年間に延長。

 また、水性顔料大判インクジェットプリンター「SC-P20050X」(税抜162万円)など2機種4モデルも6月から発売すると発表した。

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