クツワ(西村一郎社長)は、3月24日~25日、東京墨田区の東京支社3階ショールームで「2016年夏・秋新製品商談会」を開催。新学期後のホビー・工作商戦提案、マグネット筆入、2017年スケジュール手帳、進化する定番商品など、5月~9月の繁忙期から端境期までの魅力ある売場を提案する数多くのラインナップで展示した。
3月15日~16日に行われた大阪会場に続くもので、首都圏を中心に量販店、卸、雑貨系を含む販売店の仕入責任者、実務担当者など300社500名が来場した。
夏工作は多様化する中で、「トレンドでは木工作がやや上がり調子で観察系は下がり傾向。ペットボトルは好調」(同社開発部)。
「HATS夏工作・ホビー商品」新製品(6月発売)では、夏休みの思い出写真を飾る「海のフォトフレームキット」と「昆虫フォトフレームキット」の2種と、木工作と粘土を組み合わせた新工作シリーズの「ミニハウス貯金箱をつくろう」、「コロコロゲームをつくろう」、「カレンダー&時間割をつくろう」の3種を発表した。
またホビー新製品では「キャラクター消しゴムをつくろう」を参考展示した。夏工作継続品では、ペットボトル工作シリーズ、粘土貯金箱シリーズ、粘土工作芯材、工作えのぐを展開する。
地道に使用ユーザーの声を拾いながら進化する定番として開発する「2017年スケジュール帳」(8月)では、「この時期に早くも発表する。家族手帳や家計簿手帳は好調で、今回は30~40代女性が仕事のシーンで、人前に出して恥ずかしくないワンランク上のものを作って欲しいとの要望に応えて、合皮カバー手帳を事前受注で発売する」(同)。
その他のラインナップは、主婦を主なターゲットに据えた家族手帳や同社が元祖の家計簿付き手帳、カラーインデックス手帳に加えて、ミッフィー家族手帳と家計簿手帳、スヌーピー家族手帳の計66品番を発表した。
また、いち早く筆入れのラインナップを発表した。
「筆入は定番で置いてもらえるところが増えてきて、最近は年間商品になってきた。ランドセルのような色数を置きたいという要望もある。通常9月発売のところを、5月くらいから定番を中心に出していく。マグネット筆入は小学校によっては、6年生まで使うところもあり無地系が好調」(同)。
ラインナップは、合皮筆入れ、クラリーノ軽量筆入れ、クラリーノDX筆入れ、クラリーノ2ドア筆入れ、ラメプックリ筆入れ、デザイン筆入れ、プーマ筆入れ、メゾピアノ筆入れ、国旗大百科筆入れの計34品番。
その他、STAD新製品(6月)では、落としても踏んでも割れない鉛筆キャップ「キャップ&ホルダー」、PUMA新製品(7月)では、大人のためのスタイリッシュな「収納ケースシリーズ」、デルガードシャープ。キャラクター新製品(7月)ではミッフィーとスヌーピーのデルガードシャープを発売する。
西村社長は記者懇談で、「大阪では3月に量販店、4月に一般店と2回に分けて開催。東京は1回開催だが、やりにくい面もあり来年は分けて行いたい。販売先では通常専門店ではないセレクト店系も増えてきており、関連会社が対応している。当社は開発が命である。今後も学童文具の定番化に磨きをかけて、お子さんが安心して学習できるよう努めたい。また、パート社員を含めた全従業員が安心して働ける環境作りも継続して行っている」と話した。
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2016年03月26日
ワンランク上の手帳、筆入展開を早める クツワ夏・秋新製品を発表
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