三菱鉛筆(数原英一郎社長)は、4月1日午前、品川区の本社で、鉛筆メーカーならではの「鉛筆けずり入社式」を行い、新入社員16名(男性13名女性3名)が削りたての鉛筆で書き初めに挑戦した。
鉛筆けずり入社式は、同社の高級鉛筆「uni(ユニ)」が1958(昭和33)年に発売されて50周年の節目にあたる2008年から開催しており、今回で7回目。
新入社員は、ほとんどが小刀による鉛筆削りは初めてとあって、一様に緊張した表情。おそるおそる小刀を握り、「uni」を削り始めた。
新入社員が悪戦苦闘していると、先輩社員が前方のスクリーンを使って見本を披露。先輩のアドバイスを参考にしながら新入社員が鉛筆削りを再開すると、だんだんと滑らかで美しい鉛筆に仕上げられるようになった。
さらに、ペン字講師の阿久津直記氏が、「美文字」を書くためのコツを伝授。「三菱鉛筆」の四文字を例にきれいな文字を書く手順を練習した。
その後、新入社員は自分で削りあげた鉛筆を使い、目標や意気込みを「書き初め」した。「日進月歩」と書いた女性社員は「努力して日々進歩していきたい」と語った。
数原徹郎副社長は、「社会に出ると、楽しいことや満足感を得られることもあるが、つらいことや挫折感を味わうこともある。くじけそうになった時に、鉛筆と書き初めを見てリフレッシュし、翌日からまた頑張ってもらいたい。鉛筆は削らないとただの棒。皆さんも同様で、色々な経験を積んで研鑽し、立派な社会人になっていただきたい」とエールをおくった。
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2014年04月02日
新入社員が鉛筆けずりに挑戦 三菱鉛筆で入社式
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