DELIジャパン(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:宗廣宗三)は11月18日にG.Itoya(東京・銀座)にある10階ハンドシェイクラウンジで、ハイエンド文具ブランド「NUSIGN(ニューサイン)」の日本デビュー発表会を開催した。
アジア最大級の総合文具メーカーDELI(得力集団 本社:中国浙江省寧波市 代表:Lou Fuan)と、国内のPC周辺機器商社であるエム・エス・シー(MSC)の合弁会社DELIジャパンの本格始動。売上高約1兆円、従業員1万8000名を擁する巨大グループが、日本市場へ満を持して参入する。
はじめにDELIジャパン代表取締役社長の宗廣宗三氏が登壇し、設立の背景を説明。
「DELIは世界140カ国以上に製品を展開するアジア最大級の総合文具メーカーです。今回、DELI側が日本でのブランド展開の難しさを考慮して、過去の事業の縁からMSCへ共同での事業立ち上げを要請しました。展開にあたって、パッケージやマニュアル、ユーザーサポートを全て日本で完結させるなどの徹底的なローカライズを実施し、日本の要求事項をクリアした製品をMSCの販売網を通じて提供します」などと語った。
続いて、NUSIGN日本デザインチーム総括の梅澤佑太氏がブランドの理念を紹介。
「NUSIGNは新しいデザイン(New + Design)の造語で、“より美しく・より豊かな暮らしを作る”、新しい価値を創造するブランドとして、単なる道具ではないライフスタイルのパートナーを目指しています。2018年ごろに中国国内で立ち上がり既に販売を開始しており、今回が本格的なグローバル展開の第一歩です。国内外40名以上のデザイナーが参画し、国際的なデザイン賞を受賞する実力を持っています」などと説明した。
最後に、文具ソムリエールの菅未里氏をモデレーターに迎えてトークセッションを開催。
梅澤氏は、DELIグループの巨大なスマート工場や開発力を強みとして、機能性と美しさを両立させた製品づくりをアピール。また、日本の文具文化について「クオリティは世界トップクラスと言って良いと思います。機能性だけでなく質感やディテールにこだわる日本のユーザーの理念と、NUSIGNの追求する姿勢は非常に相性が良い」と強調した。
また、ターゲット層を“自分の暮らしを大切にする層”に設定したとし、ニュアンスカラーの「くすみピンク」など、男女問わず使えるデザインを提案。
このほか、掴みやすく滑りにくい構造の「アルミ製定規」など、細部に配慮した製品のディテールについても解説した。
商品第1弾は、ファイル、ハサミ、筆記具、収納など約110SKUを投入。価格帯は日本市場に合わせて110円〜4,620円(税込)と設定した。
販売チャネルは家電量販店、雑貨専門店、文具専門店などのオフライン展開を重視し、また、世界的なプロダクトデザイナー深澤直人氏がデザインを担当した「マスターシリーズ」を2026年3月ごろに発売予定。(E)
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2025年11月20日






