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2025年11月07日

アスクル、ランサムウェア被害からの段階的復旧を公表 法人向け本格復旧は12月上旬予定

 アスクル(吉岡晃社長)は、10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害の復旧状況について第6報を11月6日発表した。現在、事業所向け「ASKUL」サービスの再稼働を最優先に段階的な出荷トライアルを実施している。

 10月29日から始まった第1弾の出荷トライアルでは、医療機関・介護施設を含む一部顧客を対象に、コピーペーパーなど37アイテムをFAX注文で受け付け、新木場および大阪の2拠点から出荷を再開。11月7日からは仙台・横浜・名古屋・関西・福岡の5拠点を追加し、対象商品を237アイテムに拡大した。現時点で出荷能力は通常の1~2割にとどまる。

 さらに11月中には第2弾として、FAXに加え「ソロエルアリーナ」Webサイトでの注文受付を一部再開予定。対象は箱単位237アイテムに加え、医療用具など約470アイテムの単品商品を追加する。出荷拠点は箱単位注文が7拠点、東京DCは単品注文となる見通し。

 全面的なWeb注文および通常出荷の再開は12月上旬以降を予定しており、段階的に物流センターの稼働を拡大していく方針。

 一方、個人向け通販「LOHACO」や印刷サービス「パプリ」は現時点でトライアル対象外。11月中旬以降、FAX注文による部分再開を検討している。

 また、同社は一部情報の外部流出を確認済みで、個人情報保護委員会への報告や警察との連携を進めている。被害の詳細については、再発防止とセキュリティ強化の観点から公表を控えるとしている。

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