紙製品・化成品メーカーの株式会社マルアイ（山梨県市川三郷町、村松道哉社長）は、2025年11月4日正午より、新サービス「マルアイこころバンク」の申し込み受付を開始した。

　同サービスは、手紙や贈り物、映像、デジタルメッセージなどを利用者から預かり、指定された未来の日に届けるというもの。デジタル化が進む現代において、“想いを未来に残す”という新たな価値提案を掲げた。

　マルアイではこれまで、130年余にわたり「包む」文化を軸に紙製品を展開してきたが、同社では「こころを包み、未来に託す」という新たな顧客体験の創出を目的に、今回の事業を立ち上げた。

　同サービスの特長として、①誕生日や記念日などに合わせて未来から贈り物が届くサプライズ性、②紙の手紙に加え動画・音声・デジタルデータなど多様な形式に対応、③耐火倉庫や温湿度管理などによる高水準の保管体制、④企業の周年事業や社史編纂など法人利用への拡張性が挙げられている。

　料金は会員費1,650円（税込）に加え、預かり費用5,940円（税込）から。保管期間は最短1か月から最長5年まで選択でき、申し込みから集荷・保管・配送までを同社が一括で手配する。

　利用シーンとして、卒業時に書いた手紙を成人式に受け取る、結婚記念日に過去の自分からメッセージを受け取る、法要日に故人の想いを届けるといったケースのほか、企業の創業記念日などへの活用も想定されている。

　同社は、サービス開始にあわせて早期申込キャンペーンを実施する予定。マルアイでは「こころバンク」を通じて、“想いを未来へ託す文化”の定着と、人と人との絆を深める取り組みを推進していく考えだ。

公式サイト：https://maruaikokorobank.com/