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2016年01月27日

「定番」プラスの商材が目立つ 札幌・大丸藤井が新春商談会

大丸藤井(札幌)春の商談会2016年1月21日、22日
テーマは「D-innovation ~伝える力・繋がる世界~」

スマホが鍵代わりになり、ドアの開け閉めができる製品を展示

 北海道と青森県一円および宮城県の一部を商圏に持つ広域複合商社、大丸藤井(本社・札幌市、社長・藤井敬一氏)新春商談会が、1月21日午後1時30分~午後5時30分、22日午前9時~午後5時、札幌市中央区のロイトン札幌で催された。

 今回のテーマは「D-innovation(ディノベーション) ~伝える力・繋がる世界~」。

 21日午後1時からの開会式で藤井社長は「アジア地域の動きや原油安など世界は急変動しています。勃発する事変の深刻さが大きくなり、不安材料も増えています。北海道の景況は中国はじめ観光客来道の爆買いもありますが、景況回復は遅れ気味。文具オフィス用品需要のパイは若干縮小のようです。大型店の話題はあるものの専門店の苦戦は続く中、昨年当社はセントラルを分社化し、順調なスタートを切りました。明るさを期待し、楽観の意思を持ち頑張ります」と挨拶した。

 出展123社メーカーを代表して、マックス・川村八郎社長は「北海道はまさに変わりつつある。経済の流れは3月26日に函館までの北海道新幹線開通で変わる。新需要の拡増で大丸藤井さんに期待が大」と祝辞をおくり、ゲストの札幌市の有力店染谷商会の染谷有香社長との3人によるテープカットで開会した。

 準備委員会の森谷仁事務局長と木村満・販売企画課課長は「テーマは、昨年から今年にかけさまざまな変化が起きたが、この変容に対応すべく当社が長年培ってきたノウハウを最大限活かし、新たなビジネス環境を提案し、得意先、仕入れ先、当社の3者がつながり、情報伝達力を最大限広げる機会としたいという思いから」と開催意図を説明した。

 この具体的な展開として6ゾーンを構成した。(1)「大丸ism繋がる未来」、(2)「D'sマーケット なんて素敵なジャパネスク」、(3)「デモ道場 実演対決 決めるのはアナタ」(コーナーデモに投票)、(4)「新製品コーナー 2016新春」、(5)「超目玉大特価商材コーナー」、(6)「ラビタコーナー」の6つを仕入客の動線に合わせ見やすく展示、それぞれのコーナーに出店メーカーと大丸藤井の営業、企画のスタッフ社員が密着して詳細な説明を行った。この企画提案に来場した文具店も反応、広い展示会場は新製品、開発情報を探る関係者が目立った。

●定番プラスの製品がズラリ

 会場内の6ゾーンには主要展示の「定番」に加え、従来の文具オフィス、バラエティ雑貨のカテゴリーに入らないニューフェイスが多数披露された。

 模様を切る、ハサミやカッターを使わず、紙、布を好きな形にカットする、ブラザーのスキャナー内蔵カッティングマシン「スキャンカット」、携帯するスマホが鍵になるスマートロックロボット「akerun(アケルン)」、窓を挟んで2台のロボットが洗浄や拭き取りを行うお掃除ロボット「ウインドウメイト」(日本グリーンパックス)など。

 一方、定番メーカー21社が、1月から2月にかけて発売する45の新製品を総合展示した「新製品コーナー」では、別製のカラーパンフを来場者に配って人気製品を記名式で投票を受け付け、時間刻みで掲示して発表した。

 見本市2日目の22日、午前8時50分の朝礼で南波誠一実行副委員長が「第1日実績は前年比102.3%を記録した。今日1日最後まで全員で頑張ろう」と報告、開会した。

●商談成果は前回維持

 2日間を終わり22日午後5時10分、閉会式で中西孝幸営業本部長が昨秋対比で総受注額は前回並みを維持したが来場社数446社(6社減)、人数1034名(58名減)と発表、2日間の活発な商談協力に感謝し、アピカ札幌営業所・大矢健治所長の祝辞と手締めで終了した。

●新製品1位はゼブラ「SARASA DRY」

 例年来場者に人気の「新製品コーナー」は21メーカーから45アイテムが並び、熱心に見る人の波が絶えなかった。投票結果は以下の通り(総有効投票数1298)。

1位 「SARASA DRY」ゼブラ

2位 「ディゾルビット」ドーイチ

3位 「ウィンドウメイト」セールス・オンデマンド

4位 「金箔のマスキングテープ」菅公工業

5位 「ガチャペロ」オート

6位 「ポータブック XMC10」キングジム

7位 「ポスカ ナチュラルカラー」三菱鉛筆

8位 「ジェリービーンズマグネット」ライオン事務器

9位 「速乾快適バスマット」アイリスオーヤマ

10位 「オレンズ メタルグリップ 0.2/0.3mm」ぺんてる

10位 「キャップレス9」シヤチハタ


●定番人気「アクセスチケット」

 見本市への来場と最新製品情報を伝える「MONO・フォーカス」(1月号)は、今回も見本市特集を組んですべての販売店顧客へ送られた。詳細な会場見取り図や企画コーナー、話題のトピックス、全出展メーカーとカテゴリーごとの新製品紹介などをA4サイズ16ページに掲載した。なかでも主要16メーカーが協賛する「アクセスチケット 2016新春」は誌面に16社ブランドのチケットが付き、メーカー出展の小間へ持参すると最新サンプルがもらえ、来場販売店に好評だった。

●地元テレビ局2社が取材

 21日は北海道放送、22日は北海道テレビが来場し場内風景を取材、同日夕の速報ニュースで報道した。

●道内で他社もフェア開催

 北海道内の文具流通も各地で始動した。1月20日は日東商会札幌支店が札幌市で開催、2月4~5日には北海道クラウンが市内で開催予定。

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