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2015年01月16日

過去最高の5000名が来場 次の飛躍へ1歩 エコール見本市が100回目

浜松町館では最後となったエコール春の大見本市

100年前の貴重なシャープペンシル第1号を展示

 広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、政木藤二郎社長)見本市が100回目を迎え、1月16日、17日の2日間(午前9時~午後5時)、東京港区の都立産業貿易センター浜松町館2~5階の4フロアで催され、43都道府県から主客3229名(予定3120名)、随行1716名(同1630名)の計4945名(同4750名)が来場。過去最高を記録し、前年比3.8%増だった。

 好天に恵まれ、夕方から開催された「感謝の集い」がプラス要因となり、普段は足を運ばない多くの販売店役員も来場した。

 売上高は前年比4.7%減の66億6200万円(目標66億9000万円)で、前年にウィンドウズXP買い換えと増税前の駆け込みの各需要があったため、マイナスとなった。

 16日午前8時30分からの開会式で政木社長は「昭和39年11月に開催した第1回見本市の出展メーカー数は40社で現存は143社、当時からの役員は当社長谷川豊会長のみとなった。時間の流れの中で盛衰の変化は大きい。まさに紆余曲折の50年だ。今回の100回は次への飛躍の第1ステップとし、さらなる挑戦と成長を期待したい」と結んだ。

 続いてERGを支えるエコール・ステイショナーズ・チェーン(成田耕造理事長)、エコール事務機チェーン(内田勇二郎会長)を代表して、成田理事長、仕入れ先メーカーで構成するエコール賛助会の石川眞一幹事長(ゼブラ社長)がそれぞれ祝辞を述べ、円谷正蔵(仙台山三社長)実行委員長の開会宣言によるゲスト6名のテープカットで開会し、待ち構えた各地からの販売店主や仕入責任者が一斉に入場した。

 会場では「挑戦!前進!感謝をこめて新たなステージへ」をメインテーマに、143社が出展。

 各社は春の需要期を見据えた年末から春にかけて発売する新製品や人気商品を訴求し、初日は各フロアで商品説明に聞き入る販売店の真剣な表情が見られ、ブースで展開されたPOPも前回よりもさらに目立ち、お持ち帰りPOPも好評だった。また、来場者には見どころマップが配られ、スムーズな仕入機会の場を側面から支援した。

 このうちぺんてるでは新製品「オレンズ ラバーグリップ付」に人気が集まった。またコクヨブースは終日混雑し、ハリナックスプレスやペンケースC2に人だかりが続いた。また、リコージャパンでは、3Dプリンタ事業やデジタルサイネージなど3つのセミナーが行われた。

 5階のイベント館のテーマは「未来へ 一歩進んだ新たなステージへのお手伝い」で、過去最高の866名が来場。例年は午前中がピークだが、今回は途切れることなく常時賑わい数々の提案で販売店の新たな気づきの場となった。

 見本市100回の歴史を振り返るパネル展示「エコール歴史館」内では、第1回見本市の販売商品や100年前の貴重なシャープペンシル第1号がガラスケースで展示され、最新のシャープペンシルの試筆コーナーも設置された。

 また全体に木目調の什器を配した店舗提案コーナーでエコールPOSレジの提案、雑貨系メーカー4社による商品提案、カシオのセキュリティーカメラ、エプソンの大判プリンタの紹介の他、AR体験や国産初のホッチキス1号からのマックス歴代ホッチキスの試し打ちと10数種あるニチバンの両面テープの試し貼りなどのコーナーが設けられた。

 15日には吉祥寺の文具・雑貨セレクトショップ訪問、大型文具専門店「インク港北SC店」視察とインク居山社長講演会が行われ、81名が出席した。

 なお見本市会場として使用された浜松町館の建て替えに伴い、次回からのエコール見本市は、大田区平和島にある東京流通センターで開催される。出展スペースは2割増え、出展社も10社程度増加とさらに拡大する予定。

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