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2013年10月17日

コクヨグループ インドへ成長投資 割当増資、新工場用地を取得

 コクヨS&T(森川卓也社長)のインド子会社であるKokuyo Camlin Limited(コクヨカムリン社)は、今年9月、発行株式単価33ルピーで31,283,831株(募集前発行済株式数69,018,975株)のライツイシュー(割当増資)を発行し、約10億ルピー(約16億円程度)の資金調達を完了した。

 増資のうち、コクヨS&Tが31,134,900株を引き受け、持分比率を従来の50.47%から65.77%に引き上げた。残りは創業家9.21%、その他株主25.02%で構成される。

 また同時に、コクヨカムリン社は、同増資で得た資金により、MIDC(Maharashtra Industrial Development Corporation: マハラシュトラ州工業開発公団)よりパタルガンガ工業団地(Patalganga: ムンバイより南西に75kmほどの位置)に14エーカー(約5.6万平米)の用地分譲を受けることで合意した。これは、コクヨグループの文具事業の工場としては2番目の大きさとなる。

 新工場では、コクヨカムリン社の既存商材(マーカー、筆記具成型・組立、シャープペン芯、糊など)について、マハラシュトラ州内に分散している工場を再編・集約し効率化を進めつつ、生産キャパシティの大幅増強による供給力向上、内製率向上による原価低減、開発・品質面での付加価値力の向上を図る。

 これにより、将来の成長余力を確保し、激化するインド国内市場での競争力を向上すること、またアジア・中東アフリカへの輸出事業を拡大することを目指す。なお、新工場の稼動予定は、用地開発・建物建設・設備導入などに2年強の期間を見込み、2016年初頭よりの本格稼動を予定する。

 コクヨグループは2011年10月、コクヨS&Tがインドの大手老舗文具メーカーであったカムリン社株式の過半を取得しインド文具市場に参入。インド全土をカバーする販売・物流網、5工場の生産拠点・インク技術、80年超の歴史の中で培われたブランド力、充実した人材・制度・ITシステムなどの経営基盤を獲得している。

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