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2023年06月01日

レイメイ藤井、コーポレートマークを刷新 熊本新本店は全館ライブオフィス化

レイメイ藤井の新しいコーポレートマークとコーポレートスローガン

全館がライブオフィスのレイメイ藤井熊本新本店。外観は熊本城をイメージした黒で装飾 

 レイメイ藤井(藤井章生社長)は5月23日~6月30日まで東京・森下の東京本社で開催中の「レイメイ藤井 2024DIARY商談会」(事前予約制)のプレス発表会を5月15日に同所で行い、6月1日から一新したコーポレートマークに込めた想いを藤井社長が語ったほか、4月3日にグランドオープンした、全館ライブオフィスの熊本本店(熊本・西区)新社屋についても説明した。


●【新コーポレートマークを導入へ】

 レイメイ藤井は、リブランディングの一環として全社的にコーポレートマークも6月1日から刷新した。2019年制定の中期経営計画に基づくものだ。

 藤井社長は「1973年に商社とメーカーの2本社体制に移行し、1981年初代ロゴを使用開始。1989年からは現在の社名に変更し『知的生産をサポートする複合企業』をスローガンにCIを導入した。そこから34年たち、2023年これからの未来に向けて、すべてのステークホルダーの皆さまの幸せをサポートする存在でありたい、その想いを込めて新しいコーポレートマークに一新する」と話した。

 半月形のモチーフは黎明(レイメイ)、すなわち常に夜明け前の清新な気持ちで事業に臨もう、という同社の心意気を表したもので、関わるのあるすべての方に、夜明け≒アイデアの気づきに繋がるきっかけを提供したい、という想いを合わせて込めている。

 7月1日以降の日付関係の新製品からは新しいロゴを採用する。1年ぐらいをかけて順次切り替えていく予定。また交通広告や業界誌紙広告で告知していく。ステイショナリー事業部商品企画室の宮坂室長は「新しいコーポレートマークの導入により、レイメイ藤井として新しい事業にも果敢に挑んでいきたい」と話した。


【スローガン&ステートメント】



考える、 に光を。

世界がぱっと明るくなる瞬間がある。
そのきっかけをつくるのは、
いつだって考え続けた人だ。
オフィスやビジネスのソリューションから、
紙のご提案や文房具の開発まで。
私たちは考える全ての人に寄り添い、
事業やアイディアを新しい夜明けに導きます。
レイメイ藤井です。




紙・文具・事務機のサプライヤーとして、ITのソリューションパートナーとして、
   文具のメーカーとして、時には新たな業態を切りひらく開拓者として、
    知的生産の環境づくりを支援することで知的文化の向上に貢献する。
      そして「レイメイ:黎明」という社名に託したように、 
 関わったすべての人や組織に「新しい夜明け」のきっかけを提供していきます。





●【熊本新本店 グランドオープン】


 続いて藤井社長は熊本新本店について「今回の新社屋は一昨年の8月に着工、昨年10月に建物が完成して4月3日にグランドオープンした。当社は明治23年(1890年)に当時は藤井商店として熊本市新町で創業した。その後移転し、1970年から現在は上熊本に社屋を構えている。爾来50年以上の長きにわたり当時の社屋のままだったが、7年前の2016年熊本地震で建物に一部傷みが生じ、また2020年が創業130年という大きな節目だったことから、大きな節目のタイミングを目安として建て替えを進めていこうと19年から構想を練ってきた。ところが20年春先ごろからコロナ禍が深刻化してきたことで、そのような状況に応じたオフィスの在り方を含めた計画の修正をしたり、社内からもウィズコロナやDXの観点から見直しをかけたいとのことで最終的に21年8月に着工に至り無事に完成を迎えた」。

 「九州ではニューオフィスを連続して進めており、21年7月の大分、21年8月の福岡本社3階、22年4月に福岡4階と順次完成しており、それに続くものが今回の熊本新本店である。統一したフレーズとして『知的生産の森 GRIP』(※)と制定。その意味はアイデアが森のようにもくもくと沸き上がり、また森林浴のような心地よいオフィス空間イメージを先にかかげて、それに合わせたビジュアルを社内のデザイナーが制作してロゴを創りあげた。2024年1月には鹿児島支店(昭和47年築)が竣工予定でニューオフィスが誕生する。熊本本店では三つのキーワードとして『Comfort』『Creative』『DX』をかかげている。またフロアごと『DAWN』「GRIPc」『PARK』にコンセプトを分けた」と説明した。

 熊本新本店は3フロアで構成され、全館がショールーム兼ライブオフィス「知的生産の森 GRIP」となっているのが特徴だ。外観は熊本城をイメージした黒で装飾を施しており、近未来のオフィスをイメージさせる。

 1階「DAWN」

 1階はDX(デジタル・トランスフォーメーション)を駆使し共創空間と歴史がつながる「DAWN」(夜明け=レイメイ)として、クールな空間を演出。大型ディスプレイを採用し、オフラインとオンラインにもフレキシブルに対応した多目的な情報発信スペース。

 また文具の森ミュージアムとして、ステイショナリー事業部の歴代の受賞商品や人気商品も展示するコーナーを本店内に初めて設置し、創業130余年の歴史を振り返ることができる。

 2階「GRIPc」

 2階はオフィスの中核となるクリエイティブな「GRIPc」(※小さいcはセントラル。本店と3階建ての中央、の両方の意味を掛け合わせている)。ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を採用したワークスペースは、マグネットスペースを中心に、その日の働く目的に合った場所を各自で決めることができ、業務の効率化を促進する。

 ライトは時間帯により変化させることができ快適な空間を演出する。また自然と会話が弾む交流の場になっているシンボリックなカウンタ―が出迎えてくれる。情報の交流を促進できるミーティングスペースも配置した。営業部隊の中核となるフロアでハイブリッドワークに対応し全員の着座は想定しておらず、6割~7割をフリーアドレス席で占めている。

 3階「PARK」

 3階は快適に過ごすことができ、人が集い潤いの場となる「PARK」。リラクゼーションしやすい環境でのオフィスワークと、フレキシブルに利用できるミーティングスペースを共存。リフレッシュスペースとして、ワークスペースとしても利用できる屋外のオープンテラス。イベントやレクリエーション活動の場としても活用できる。

 テラスは正午から午後1時はランチスペースとして開放され仕事をすることはできない。さえぎるものがなくふんだんに自然光が注ぐ絶景スペースでは、グリーンも豊富に配置され安らぎを与えてくれる。


 藤井社長は「特にコロナ禍が深刻になってきた当初はオフィス不要論という話が出てきた。私どもは長年オフィスのフィールドで仕事をしてきているので不要とは何事かと反発もあったが、このようなウィズ・コロナ、DX、新しい時代に相応しいオフィスという流れの中で、まずは私たち自身が創りこんで皆さまにもご紹介していこうではないかと考えた。新時代に相応しいオフィスの在り方とはどういうものかと、今回の新本店では内外装の設計から、DXの進化、レイアウトなど、いろいろと知恵を絞ってやってきた。これだけ変化の激しい中ではオフィスに求められる役割や価値観はどんどん変わっていくと思う。今回の熊本新本店を全館ライブオフィス・ショールームとして皆さまにご案内をし、またご意見もどんどんといただきながら変化の激しい新しい時代に相応しいオフィスワークの在り方を皆さんと一緒に研究し、やり方を深掘りしていくことで活用運営をしていきたい」と話した。

※ Green Raise Intellectual Productionの略。


【株式会社レイメイ藤井 熊本本店】

建物:鉄骨造3階建て 
敷地面積:約4600㎡
延床面積:約2000㎡

〒860-8523 熊本市西区上熊本1-2-6
電話 096-328-6154

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