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2023年05月08日

オルガテック東京2023 スケールアップ 来場者数2万6000人超を記録! 次回は2024年5月29日~31日に開催予定

エクスペリエンス・エリア

コクヨブース

 第2回「オルガテック東京2023」が、4月26日から28日まで東京ビッグサイト西1・2 ホールで開催され、3日間で2万6000人以上が来場し、盛況のうちに閉幕した。展示面積を前回比約2倍に拡大し、国内外から初出展78社を含む127社のトップブランドが集結した会場は、2度目の開催に更なる期待を寄せる来場者の熱気に包まれた。

 ケルンメッセ日本法人(高木誠社長)と、日本オフィス家具協会(JOIFA、黒田章裕会長)が主催し、コクヨ、プラス、オカムラ、イトーキ、ライオン事務器、内田洋行、馬印などが出展した。


 開催初日には、マクドナルドやアディダス、スラックといったアメリカ西海岸の最先端のオフィスを手がける「Studio O+A」の代表・創業者であるプリモ・オルピラ氏による基調講演が行われた。

 新時代のオフィスデザインを次々と生み出しながらも、多様化する顧客の課題に真摯に向き合うオルピラ氏の姿勢に、レセプションホールを埋め尽くす大勢の聴衆が魅了された。

 会場には、主催者プロデュースのバイオフィリックガーデン「エクスペリエンス・エリア(XperienceArea)」が出現。ここでは、参加者が心地よく過ごせる緑あふれる広場が提供されるとともに、気鋭のクリエイターによる主催者セミナーやオカムラ、コクヨ、イトーキ等のトップブランドによるライブプレゼンテーションが行われた。

 「エクスペリエンス・エリア」横には、ホームオフィスゾーン「+W の空間」を提案。働き方の多様化が進み、リモートによる在宅ワークが当たり前となっている今、居住空間にある、LDK(Living DiningKitchen)にW(Work)をプラスする考えを表現した。自宅の間取りに合わせて働く場所を調和させ、心地よい暮らしと、効率の良いワークスタイルを両立させる空間には、様々なブランドによる+W な製品が置かれており、これからのホームオフィスの新しいアイディアに足を留める来場者で賑わった。

 26日夕刻には、インテリア&デザイン雑誌『エル・デコ』のサポートによるブースデザインコンペティション「ベスト プレゼンテーション アワード」の授賞者が発表。

 今年の開催テーマである「SHIFT DESIGN~デザインは働き方を自由にする」を、各社が追求し具現化したブースが高次元で競いあう中、見事グランプリには、「コクヨ」のブースが選ばれた。

 国際的な見本市に必要な、エネルギーを発信し続ける意思とパワーが感じられる展示であり、作り手と使い手の垣根を無くした「共創型オフィスづくり」をコンセプトに、来場者との対話を通じて共にブースをつくりあげる新たな試みが高く評価された。

 準グランプリには、オフィスに回帰し始めたワーカーが自然に集い、つながりを育む木製製やぐらシステム/ソルミオを展示の中心とし、各々のプロダクトに出会いやすいような、導線への配慮も効いていた「イトーキ」、サスティナビリティへの取り組みと、そのプロダクトの”裏側“に隠されたストーリーを、ミニマムな手法でありながら、非常に上質かつ印象的なメッセージとして投げかける「住商インテリアインターナショナル」、これからのオフィスに必要なアウトドアの空気感とその解放感を、室内に良い形で持ち込み表現した「ニチエス」の三社が受賞。

 また、「審査員特別賞」として、選考委員長を務める『エル・デコ』ブランドディレクター木田隆子氏の選出により「アンドメディカル」、建築家永山祐子氏により「アダル」、建築家アストリッド・クライン氏により「バイ インテリアズ」が、それぞれ受賞した。

 26日、27日の両日17時以降は、「オルガテックナイト」が開催。主催者企画によるレセプションや各出展ブース内パーティーが行われ、本場ドイツ・ケルンのORGATECスタイルさながらに、リラックスした雰囲気のなか、参加者同士がお酒を片手に歓談し、また往年の名曲を奏でる楽しいサプライズコンサートに会場も酔いしれた。

 日本オフィス家具協会(JOIFA)の黒田会長は、「おかげさまで2回目のオルガテック東京を開催することができ、コロナ後のオフィスづくりを模索されている多くの方に来場いただきました。各出展者らが描く未来像を意識した提案がなされ、今回のテーマであるSHIFT DESIGNのストーリーが来場者に届いたのではないしょうか。いただいたご意見を来年に活かしていきたいと思います」と次回への抱負を述べた。

 なお次回のオルガテック東京は、2024年5月29日~31日に開催される予定。また次回のオルガテック ケルンは、2024年10月22日~26日に開催される予定だ。



●【オルガテック東京2023 開催レポート】

日本を含む世界14の国と地域から127社が出展 (前回比201%)
うち、国内から82社、海外から45社が出展 (国内出展者比率65%)

来場者数  約2万6212人
総展示面積 1万7760㎡(アトリウム含む)

詳細 https://www.orgatec-tokyo.jp/

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