2013年の文具10大ニュース1位は、「文具の安売り店が急拡大」だった。インパクトが強かったのは、大手流通のイオンが、ディスカウント型文具売場「ぶんぐのまち」を出店したからだ。NBの文具を最大35%割引し、店頭では大手文具メーカーのロゴが割引率別に掲示された。
2位と3位は、いずれもマスコミの文具紹介関連。特にテレビ放送の翌日は放送された文具を買い求める視聴者が文具店店頭に来店した。
また、流通関係ではアマゾンのSOHOストアオープンと書籍店の文具売場大型化、女性客を取り込む100円ショップの進化が入った。商材では、iPhone5の発売やLINEの普及などでスマートフォン関連が前年に続いて関心を集めた反面、文具のヒットは乏しかった。
また同時アンケートで「2014年の文具ブーム」についてアンケートしたところ、「常に注目されるカテゴリーとして定着」(45%)、「2013年以上に盛り上がる」が12%と6割が持続するとみている。
「2013年印象に残った文具」では、フリクションシリーズ新製品、スマホ対応文具、デコレーゼ、エアロフィットサクサ などが上がる一方で、「今年は特になし」も目立った。
「安倍内閣の経済政策アベノミクスは、あなたの文具ビジネスに恩恵はありましたか」では、「なし」が9割を占めた。
【 2013年文具10大ニュース ランキング 】
1 文具の安売り店が急拡大 イオンも参入へ
2 文具ブーム メディアによる文具特集続くも一服感
3 「文房具総選挙」、「クイズ100人力」など文具紹介番組で売場好調
3 アベノミクス効果 業界には未だ恩恵なし
5 アマゾン、小規模事業所向けに文具・オフィス用品ストアをオープン
6 書籍店の文具売場が大型化 文具・雑貨売場1000坪も登場
7 スマートフォン関連市場が拡大 文具店も品揃え 10
7 法人のオフィス用品需要減 オフィスパーソナルにシフト
9 100円ショップも進化 おしゃれ雑貨充実で女性客を取り込む
10 サンスター文具、バンダイ子会社に キャラMDでシナジー効果狙う
※調査は2013年11月12日~12月3日まで、文具ビジネス関係者を対象に文マガ上で実施。有効回答者数は44名。
(月刊「BUNGU TO JIMUKI」2014年1月号に詳細掲載)
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2013年12月24日
2013年【文具】10大ニュース 1位は「文具の安売り店が急拡大」
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