香港国際文具展(香港インターナショナル・ステイショナリーフェア)が、2014年1月6日(月)から9日(木)までの4日間、香港コンベンション&エキジビションセンターで開かれる。
メッセ・フランクフルト(香港)?蠅塙畊阻念徃?展局(HKTDC)が共催する。
上海で開催されるペーパーワールドチャイナ(今年は9月25日~27日)が定番文具オフィス用品にウェイトをかけているのに対し、香港フェアは軽文具の意味合いがある。中国が巨大な生産力と消費人口を抱え、さらに消費財購買に走る中産階級の増加に対応する「売り場」機能を発揮するには、質量ともに「ミドルクラス」で突出する必要がある。
2013年の来場バイヤーは113か国から1万9500名。うち、アジアから65%、ヨーロッパから18%、アメリカからは6%だった。
そのうち1位は中国本土から、2位は台湾、3位日本、4位韓国、5位アメリカの順。中東、中南米からも熱心なバイヤーが毎年登録する。
市場調査を専門のGIA社によると、アジア太平洋地域の文具オフィス用品を中心とするマーケットは、毎年平均4.5%で上向き、2018年には総数1730億米ドル(約17兆円)となるという予想を出している。
最大の焦点は巨大な消費人口をもつ中国の成長に準拠しているが、ユーロ圏、米国圏に対するアジア圏の伸びの大きさに異論はない。
1月6日から4日間のフェアは、HKTDC(香港貿易発展局)主催のトイ&ゲームフェア、ベビーフェア、ライセンシングフェアと並んで同時開催の4大国際イベントとして宣伝された。日本からはイオングループの小売調達部門がエントリーしている。
日本で開催されるISOT(国際文具・紙製品展)が文具製品を基調に次第に生活、デザイン雑貨、日用生活品の分野へ広がっているのに対し、香港フェアはあくまで一般文具のカテゴリーに留まる。
中国本土、台湾など東アジア諸国の中小文具メーカーが多数出展し、現地の教育レベルに照準を合わせた量販品で大きなビジネスを目論む。
【詳細】www.hkstationeryfair.com
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2013年11月27日
香港国際文具展 アジア市場の将来に布石、東アジア17兆円市場狙う
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