東急ハンズが、4月19日にオープンした「東急ハンズ梅田店」が話題を呼んでいる。
5月4日に大阪ステーションシティが開業したJR大阪駅直結の好立地に、3フロア1500坪。10階にある文具フロアだけでも200坪以上あり、豊富な品揃えだけでなく、さまざまな文具の見せ方も出来るスペースがある。その実力を確かめるべく、オープン1ヶ月後の同店を訪ねた。
東急ハンズ梅田店は、大阪駅開発プロジェクトの一環として増床する大丸梅田店10階から12階までの3フロアに出店。西日本最大のターミナル駅である大阪駅という立地を活かし、東急ハンズの関西エリアにおける旗艦店としての位置づけだ。
店内では、アーティストや企業とのコラボレーションにより、次世代の商品を発掘・提案をするイベントスペース「ハンズ・インスピレーション」、ハンズ初の直営カフェ「ハンズ・カフェ」、モノづくり時間の楽しみ方を提案する「ホビー&クラフトコーナー」(11階)などを展開。
従来の幅広い品揃えに加え、来店客への提案とコミュニケーションを強化するフロア構成。また、新宿店で好評の、女性の美に関する素材を幅広く取り揃えたヘルス&ビューティーコーナー「BeautyLine(ビューティライン)」(12階)を関西エリアで初めて展開している。
オープンから1ヶ月を経過し、新店の動向は好調のようだ。「関西エリアから広域に集客しており、震災による自粛ムードの中で、イベント的な要素で集客に繋がったのではないか」(同店管理課)。
5月4日リニューアルしたJR大阪三越伊勢丹と大型商業施設ルクアからなる大阪ステーションシティとの相乗効果も大きい。同シティは開業1ヶ月で1020万人が来館するなど、周辺の商業施設も含めた集客力を生み出している。
文具売場のある10階はステーショナリー&アニバーサリー、パーティー&バラエティ、デザインで構成する。10階(380坪)の中で、ステーショナリー売場は文具とバラエティをメインに約250坪を占める。
奥にあるハンズ初の直営カフェ「ハンズカフェ」から売場を歩くと、隣接してバラエティ、親和性のあるラッピング用品、カード配置と続く。
さらにシール、アルバム、手作りデコと繋がり、ダイアリー・システム手帳、雑貨文具、一般文具、事務用品、加工サービスコーナー、さらに奥の店舗用品へと続く。
女性に人気のシールには力を入れており、豊富なラインナップ。また手作りデコ関係や雑貨文具では、女性を中心にした品揃え。
システム手帳売場はゆっくりと見てもらえるよう配慮し、混雑するメイン導線から離して配置。また書くモノとしての筆記具ゾーンでは、筆記具だけでなく、消しゴム、ペンケースを関連陳列し、書かれるモノとしてのノートもボリューム感ある品揃えで提案した。付加価値が進む付せん紙や需要の高まるカードケースなども、エンドで存在感を出していた。
JR大阪駅直結なので、関西の文具ファンだけでなく、出張や夏休みの帰省・旅行などで大阪を訪れた際は、要チェックだ。
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2011年06月17日
関西最大級の旗艦店 東急ハンズ梅田店 文具売場の実力は!
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