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2011年01月05日

全米最大のペーパーデザインストア「ペーパーソース」 NYに進出

ホリデーシーズン最中のニューヨークに進出したペーパーソース

リーマンショック以降の景気減速の中、顧客を参加させる店舗スタイルを展開し、倹約を徹底して難を乗り切った。同社年商は約5000万ドル。

「毎日何かクリエイティブなことをしよう」をキャッチフレーズに、米国最大の紙文具ギフトとペーパーデザインストアのペーパーソース(PAPER SOURCE)が店舗網を拡大している。昨年11月にはニューヨークに進出を果たした。米在住のコンサルタント藤井佐智氏からのレポートを掲載する。


 ペーパーソースは、現在全米15州とワシントンDCに40店舗を持つ。

 同社は、2007年に投資会社の支援を得て多店舗化を進め、2010年中にも8店舗をオープンした。1号店および本社はシカゴでイリノイ州に6店舗あるが、店舗はカリフォルニア州に最も多く、サンフランシスコからスタートして現在13店舗ある。そしてこの11月に40店目がニューヨークにオープンした。

 ニューヨークといっても、通常観光客が訪れるマンハッタンではなく、市の5つの地区の一つであるブルックリンのスミスストリート。

 このエリアは進学校として知られる私立校もあり家族連れが多く住む地区もあれば、独立戦争当時からダウンタウンとして発達した商業地区も近くにある。

 マンハッタンからは地下鉄で通える距離にあり家族連れが多く週末は散歩や買い物客で人通りが絶えない。

 ニューヨーク進出第一歩となったブルックリン店は、以前レストランだった一戸建てのレンガ造りの目立つ場所で、全体のスペースに対して入り口及びショーウインドーが広く外から中が見渡せるため、ショーウインドーを見て立ち寄る人が少なくない。

 仮オープンは11月14日で、ホリデーシーズン真っただ中の12月3日の土曜日がグランドオープニングだった。

 いつもより早い午前10時半から店を開け、クリスマスらしいポインセチアの紙フラワーで色鮮やかに飾り付けされたテーブルにはクッキーなどのスナックと飲み物が用意されていた。

 クリスマスギフト向けの商品や靴下に詰める小さな玩具と雑貨類が多種並んでおり顧客の目を飽きさせない。通常の店に比べ20%ほど狭く限られたスペースだが、自社オリジナルのデザイン紙のカードと封筒セットのコーナーやカラーペーパーの棚など、充実した品揃えで、店の奥のカウンターではグランドオープニングのプログラムとして、封筒のドレスアップやラバースタンプなど様々なテーマのデモが行われた。

【STORE DATA】

Paper Source Brooklyn, NY
102 Smith Street
Brooklyn, NY 11201

(続く、サリーCEOとのインタビューは、月刊「BUNGU TO JIMUKI」2011年1月号でお読み下さい)

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