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2022年10月29日

パイロット、文具メーカーのマークスを子会社化 デザイン力でシナジーに期待

 パイロットコーポレーション(伊藤秀社長)は、10月28日開催の取締役会で、デザイン文具などの製造卸、マークス(東京・世田谷、髙城雄也社長)を傘下に持つマークスグループ・ホールディングス(同、髙城和彦社長)の株式の一部を取得し、グループ会社化(子会社化)することを決議した。2023年1月上旬をもってグループ会社となる予定。

 取得株式数は418株で、パイロット社は全株式の69.7%を所有することになる。

 パイロットグループは、パイロットグループパーパス「人と創造力をつなぐ。」のもと2030年ビジョンを掲げ、非筆記具事業を第2の柱として成長させることを戦略の一つとし、「書く」の隣接領域での事業拡大をはかり、さらなる企業価値向上を目指しており、従来の商品群にマークスグループのデザインや新規性に優れたマークスグループの商品を加えることで、ユーザーの満足度を向上させる。

 パイロットは大手筆記具メーカーの中で手帳など紙製品も積極的に販売している。

 特に、マークスの文具事業における永年の知見やノウハウを生かした商品企画力、デザイン力がパイロットの商品開発の活性化にもつながるなどの大きなシナジーに期待する向きが今回のグループ化を後押ししたとみられる。

 マークスグループは、純粋持株管理親会社であるマークスグループ・ホールディングスと、配下のマークス、フランスを拠点とするマークスヨーロッパの2社を含めた3社で構成されている。中心となる事業会社マークスは1982年に創業し、手帳・ノート類をはじめとしたデザインステイショナリー、ライフスタイルプロダクトの企画、製造及び国内外での卸売販売事業、国内直営店での小売販売事業、EC小売事業を行っており、またマークスヨーロッパは、欧州市場における販売及びマーケティングを行っている。

 マークスグループ3社の連結売上高は30億1400万円、経常利益は2億2700万円、純利益1億6900万円。連結決算期は6月。
 


 

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