東京圏をカバーする文具小売業4組合で構成する文具事業協同組合連合協議会(文事協連、鈴木眞一郎会長)初の合同仕入市が、10月14日午後2時から4時までの2時間、台東区柳橋の共和フォーラムで催され、終始商談で混雑した。
加盟する組合は、4単協と呼ばれる東京事務用品納入協同組合(東事協)、協同組合大東京文具チェーン、東京都紙文具商業協同組合(文具ユニオン)、協同組合東京文具のれん会。
開会式で鈴木会長(東事協理事長)は「未だに景況が不安定の中ですが、われらの東京商圏をしっかり固め維持するためにこのイベントをぜひとも成功させよう」と挨拶、野村貴一副会長(東京文具のれん会理事長)が取引留意事項を説明、開会した。
当日は文具オフィス用品とIT関連など主要メーカー、卸の52社がフォーラム2、3階会場76小間に売れ筋と最新製品を出展した。この日は東事協の仕入市などで実施中の加盟店セールスを対象のスタンプラリーも行われ、会場は終始混雑した。
大手問屋も東京エコール、東京クラウン、中三エス・ティ、プラスジョインテックスカンパニーが小間を設け話題性の高いヒット製品などを中心に展示し、各社とも防災備品など独自のオリジナル扱い品に特徴を出した。
このうち、東京クラウンの「ワットサット(Watt Satt)」には来場小売店の質問が集中した。藤倉ゴム工業が開発した非常用マグネシウム空気電池。2リットルの水に食塩を用意するだけで5ポート(挿入孔)のUSBが使え、スマホとタブレットに短時間の充電ができる。全文連(一般社団法人 全日本文具事務用品団体総連合)が周知を図るBCP用品・防災用品の備蓄管理ソフトの品目にも検討されている。
仕入市は4組合から113社が来場、スタンプラリー参加者は182名、組合員の営業担当を含め合計218名が来場した。4団体初めての合同仕入市は午後4時、中島良彰副会長(大東京文具チェーン理事長)の挨拶で終了した。
218名の内訳は、東事協19社116名、大東京文具チェーン16社18名、文具ユニオン59社65名、文具のれん会19社19名。
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2016年10月20日
都内4組合が協力、開催に手応え 文事協連合同仕入市に218名来場
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