書育推進協議会(久米公会長)は、8月17日午後、東京港区の女性就業支援センターで「書育フォーラム2011」を開催した。
第1部では、第1回書育実践賞の授賞式、発表会が行われた。書育実践賞大賞は、「自分の考えを積極的に表現する児童の育成」(岩手県立陸前高田市立竹駒小学校)が受賞した。また準大賞には、「子どもが自らの成長を実感できる書写学習の再構築」(長崎県立諫早市立早岐小学校)が受賞。
講評では、文字を手書きすることによって自分の考えを整理し、学習力、コミュニケーション力、想像力などが培われる素晴らしい実践研究だったと評価された。
第2部では、広島大学大学院吉田裕久教授を講師として招き、「いま『書くこと』に求められていること~新学習指導領域における『書くこと』」をテーマに講演を行った。
同氏は、「書育とは手で文字を書くことによって人を育むこと」と話し、幼少期のことばの教育や、これからの時代に求められる国語力は、「考える力、感じる力、創造する力、表す力といった自分で説明できる力」と、学校教育の実例を通じて説明した。
また、自分の考えをまとめる際に有効なメモを取る能力、方法、効力について触れ、書くことへの抵抗を無くすことや、習慣化したことを自身の体験などを交えて分かりやすく解説した。
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2011年08月18日
第1回書育実践賞の授賞式行う 「書育フォーラム2011」
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