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2022年07月08日

JMAM 手帳表紙のリサイクル実現で産業廃棄物を削減

混合素材の塩化ビニールのリサイクルを可能にした

「産業廃棄物をほぼゼロ」にした地道な道のりを続けた

 日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は、SDGsの取り組みとして、2022年4月よりNOLTY・PAGEMの手帳の表紙に使われている塩化ビニール(塩ビ)のリサイクルを開始した。これまで手帳業界でも、なかなか取り組むことのできなかった塩ビのリサイクルを可能にしたことで、産業廃棄物やCO2の削減に貢献する。

・「品質へのこだわり」と「サステナブルな地球環境」の両立

 JMAMでは、SDGsの活動の一環として、脱炭素社会の実現を目指し、環境に配慮した商品企画および原材料調達、環境負荷を抑えた製品製造、店舗での販売効率の向上、廃棄物の再生利用の推進に取り組んでいる。

 これまで全国各地の書店などで販売していた手帳は、販売終了後に店舗から回収し、紙の部分や透明な表紙カバーはリサイクルをしていた。

 一方、不織布や外周に縫製のある混合素材の表紙は、塩ビとその他素材の分離が難しいことからリサイクルができず、産業廃棄物として処分されていた。

 しかし、混合素材の表紙に使用される塩ビは、リサイクルが難しい素材ではあるものの、汚れにくく、耐久性があり、さらに装飾性や加工適正にも優れているという特長がある。

 そのため、一年間のハードな使用に耐えられるよう、堅牢なつくりにこだわり、またトレンドを取り入れたデザイン性の高い商品開発を行うJMAMとしては、塩ビは必要不可欠な素材といえる。

 そこで、手帳の品質にこだわりつつも、2022年4月1日に施行された「プラスチック資源循環法」で、プラスチック廃棄物の削減がより求められる中、環境負荷を抑えるために塩ビのリサイクル実現に向けた取り組みを開始した。


・「産業廃棄物をほぼゼロ」にした地道な道のり

 塩ビのリサイクルにおいては、表紙の裏生地に貼られている不織布の分離が大きな課題としてある。担当者が数多くのリサイクル工場にあたるも、不織布が付いているものや、周囲に糸(ステッチ)が施されている表紙カバーのリサイクルは不可能という回答ばかりだった。

 地道に探し続ける中で、エコロ(埼玉県入間郡)で不織布やミシン糸を分離できる可能性があると判り、業務提携した。エコロのリサイクル工場で何度もテストを重ねた結果、塩ビとその他素材の分離が可能となり再生加工を開始した。分離した塩ビは、国内のPVC加工メーカーに出荷し、すでに再生塩ビとして塩ビタイルなどに再利用されている。

 これにより、廃棄されていた塩ビ(年間約80t)が今後はすべて再利用されることになる。このリサイクル活動はグループ会社のNOLTYプランナーズ、新寿堂でも同様に進めていく。


・2030年にはリサイクル率100%へ

 JMAMグループは、多くの企業・団体・個人による持続可能な社会の実現に向けた取り組みが活発化する中、「成長に、寄り添う。」ことを目指す私たちが、事業を通じて取り組むべきことをSDGs宣言としてまとめた。

 今回の塩ビのリサイクルを実現したことで、手帳に使用されている素材の99%がリサイクル可能になる。現状、革素材の表紙や付属品のシールなど、リサイクルできず廃棄処分されている素材がある。

 今後の目標として、2030年には教材、手帳等のリサイクル率100%を目指し、サステナブルな地球環境のために、社内での取り組み強化および顧客に向けたSDGs推進サポートのための商品・サービスの開発に努めていく。


JMAMグループのSDGs宣言

https://www.jmam.co.jp/social/sdgs/



(G)

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