広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、一ノ瀬巌社長)の「第114回エコール春の大見本市」が、1月21日、22日の2日間、東京都大田区の東京流通センター第1と第2の展示場で開催された。来場できない販売店に向けてWebでも行い、ハイブリッド型で開催した。
文具流通業界の一大イベントである「エコール大見本市」は、新型コロナの感染拡大を防ぐため中止していたリアルでの開催を、2年ぶりに行った。
全国でのオミクロン株感染拡大を受けて、来場予定を取り止める動きもあったが、現地では徹底的な感染予防策が施された。
入り口では来場受付の前に抗原検査場を設けるなど、全参加者に検査を依頼した。また、会場内の定期的な換気や三密防止策など8つの感染拡大防止への取り組みを通じて、安全・安心な商談の場を設けた。密集するのを避けるため、開会式と閉会式も中止された。
さらに、展示スペースを従来の約半分にして通路幅を広く取り、A~Dホールに集約し126社が出展した。新規出展は、スマートサプライ、エポックケミカル、イワコーグローバルの3社だった。
メインテーマは「ニーズが変わる、必要なコトを必要なトキに」。
イベント館では、従来の外から中が見えにくかったという点を改善し、コーナー間に余裕を持たせ、入りやすく見やすくした。
コロナ感染症対策や、テレワーク、DX関連、店頭向け提案などのほか、集成材を利用した環境にもやさしく温もりのあるオフィス空間、法改正に対応したアルコール検査器、増加する災害に向けてのさまざまな商品を展示する防災提案コーナーなど、ワンストップで販売店のニーズに応え見どころが多かった。
一ノ瀬社長は、21日午前8時50分から開会式に代わる場内アナウンスで、「今回も新規感染者数は過去最高記録中だが、3日前の1月18日に確認しても前回の倍800人台の来場予測となっており、昨年9月よりも会場開催のニーズを感じる。今日明日、予定より減ったが約600店舗・のべ870人が来場する予定。感染状況等でさらに減ることも予想されるが、この二日間、来場の皆様に満足いただけるよう、従事される皆様のお力添えとしっかりとした感染対策をお願いします」と述べた。
文具と事務機のポータルサイト・株式会社ニチマ:文具の業界はあなたのライフ&ワークスタイルを支えています。
ホーム > ニュース
ニュース
2022年01月24日
エコール大見本市リアルを再開へ ハイブリッド型で2年ぶり開催 全参加者に抗原検査を徹底
[最近の記事一覧]
- 2025.08.26ゼブラら3社、ガーナ産カカオを使った「サラサクリップ」共同開発 TICAD9記念品として配布
- 2025.08.25ロフト「文フェス 2025AUTUMN&2026ダイアリー展示会」開催
- 2025.08.242026年度版ほぼ日手帳のプレス内覧会を開催 ワンピースやムーミンなど
- 2025.08.21パイロットコーポレーションが初の「ファミリーDAY」を開催
- 2025.08.20トンボ鉛筆「トンボフェア2025」を開催