新入学・進級の季節を迎えて、学童向け文具の売場が最盛期に入った。都内の文具売場をのぞくと、少子化傾向といえども、春は文房具と実感できる。
東京都教育委員会の集計によると、都内の小中学校の卒業式と終了式は3月24日と25日に集中。入学式は小学校が4月6日の火曜日、中学校が7日の水曜日がピークとなっている。
ランドセルや学童文具は店頭によっては、既に1月から並んでいるが、3月に入ってからぐっと目につく。主な文房具は、学習帳・ノート、鉛筆、筆箱、消しゴム、のり、定規、クレヨンなど。子どもの安全面が問われる時代で、防犯ブザーや防災ずきんも売れている。
特にサービスを行う店舗が減っているためか、鉛筆の名入れ需要が堅調だ。
「ここにきて、保育園や幼稚園の卒園祝いに名入れのギフト需要が高まっている」と世田谷区の商店街にある文具店では、店内にポスターを貼り、大々的に鉛筆の名入れを扱う。
千葉のターミナル駅にある百貨店文具売場では、平日にも関わらず、名入れ実演をしたところ1日80ダースを販売した。激戦区新宿にある、小田急百貨店新宿店10階の伊東屋でも、学童用鉛筆に名入れをする専用機器が目立つ場所に置かれ、作業に追われていた。
【新入学で動きのある商品】
(授業)学習帳・ノート、鉛筆、筆箱、消しゴム、のり、定規、クレヨン、下敷き、色鉛筆、はさみ、ホッチキス、お道具箱、ぞうきん、お名前シール、ネームペン、防災ずきん
(通学)ランドセル、うわばき、シューズバッグ、レッスンバッグ、防犯ブザー、かさ、レイングッズ
(ギフト)地球儀、万年筆、腕時計、文具券、電子辞書
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2010年03月18日
新入学商戦も本格化 晴れの日に向けて文房具シーズン
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