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2009年09月03日

都内で大手筆記具メーカー2社がフェア開催

説明員と使い心地を話す来場者(パイロットコーポレーション)

クルトガの大型模型を使い、その構造を伝えた(三菱鉛筆)

 秋冬商戦の始まりをうけて、東京都内で、大手筆記具メーカー2社が展示会を開催した。縮小する海外市場に比べて国内市場は健闘しており、来場者は筆記具新製品のさらなる牽引に期待した。

 パイロットコーポレーション(渡辺広基社長)は9月2~4日の3日間、東京・京橋の本社9階ホールで「パイロットオータムコレクション2009」を催した。3日間で東日本の広域商圏からおよそ1700名の顧客が来場した。

 営業企画部の後藤郁雄部長の話では、今回テーマを「書く、を支える。パイロット ~ペンでつながる7つの物語~」とし、美しい物語=Namiki沈金、限定万年筆など、書く物語=アクロボールなど、描く物語=クレオロールなど、選ぶ物語=ハイテックCなど、消せる物語=フリクションシリーズ、広がる物語=ネオックス芯など、優しい物語=ジッキーライトなど、7ゾーンに分けて最新商品とベストセラー商品などを展示した。会場には製品カテゴリー別に多様な筆記具、皮革製品が展示され、開会と同時に入場した販売店関係者は熱心に担当者の説明に耳を傾けたり、デモに参加した。


 三菱鉛筆は、大阪に続いて9月3日~4日、東京交通会館12階ダイヤモンドホールで、「元気が出るuni2009」をテーマとする、新製品発表会「ライティング・ギア&ステーショナリーコレクション2009」を開催、3日は午後8時(4日は午後6時)まで開催し、東京だけで5350名の販売店、ビジネスユーザー、大阪の1860名を加えて、7210名が来場した。

 会場には250アイテム、1500点の商品を展示してアピール。人気油性ボールペン「ジェットストリーム」シリーズにシーンから選ぶカラーインクが新登場。パーソナルカラー(3色)、ビジネスカラー(3色)に加えて、高校3年生から、大学生、OLの女性を想定し、流行のアッシュカラー3色もラインナップした。

 入口入ってすぐには、パワータンクの新製品「スマートシリーズ」、同じく新製品の5機能・多機能ペンの「Multi(マルチ)5」、替芯にダイヤを入れた「ユニ・ナノダイヤ配合シャープ芯」。プロモーションキャラクター、松岡修造氏の熱血Tシャツが3000名にプレゼントされる企画も紹介された。さらに大ヒットシャープ「クルトガ」、スタイルフィット、シグノ、なまえペン「パワフルネーム」、プロッキー、アルファゲル、シフト、ピュアモルト、アレッシー・ペン、故郷の木持ち、240色色鉛筆や、高付加価値インク「Super Ink」の紹介、学童キャラクター文具など、話題が多かった。

 他社製のシャープ芯と強度を比較するデモでは、多くのユーザーが興味深そうに測定器の数値をのぞいていた。

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