文具のいち用途「切る」を担うハサミについて、ここに来て各社から新製品が発売されている。背景にあるのは、従来の事務用品スタイルから機能性やデザイン力のあるパーソナル用品へと市場が移っている点だ。
コクヨS&Tが8月10日から発売した「エアロフィット」は、粘着テープなどを切っても長時間、刃に粘着材が付着しにくい仕様の「グルーレス刃」を一部採用した。
サンスター文具は、不器用な人でも扱いやすいように、左右のハンドルをD字型とT字型にした「はさむハサミ」とカッターナイフとハサミの機能を一つにした「カッター付きハサミ」をいずれも10月上旬から発売する。
一方、よりデザイン性を高めた新製品も登場した。
レイメイ藤井は、持ち運びしづらいハサミの形状をペンスタイルにしたハサミ「ペンカット」を10月にも発売する。普段はペンの形だが、ボディのつまみをスライドさせ、格納していたハンドルを出して、つまみを固定するとハサミになる。左右両利きに対応する。
クツワは、新入学に向けて4才からの幼児向けに小さい手でもしっかり握れる「ヒラクーノ」を発売。同社の展示会では、携帯電話のアクセサリーとして付けられる刃渡り17ミリの「携帯はさみ」も紹介された。
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2009年08月19日
ハサミもパーソナル化 文具メーカーが新製品投入へ
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