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2018年02月12日

「結集!大丸の“idea”」テーマに 大丸(札幌)春の商談会

活発な商談が行われた

フェア会場

 北海道と青森県一円及び宮城県の一部を商圏に持つ広域複合商社、大丸(札幌市、藤井敬一社長)の新春商談会が、1月18日午後1時30分~5時30分、19日午前9時~午後5時、札幌市中央区のロイトン札幌で開催された。

更に進化(真価)の提案へ

 18日午後1時からの開会式で藤井社長は「全国的に景気が上向きという話が聞こえてくる中、北海道はなかなかそれが実感できず観光業については好調のようですが、それが波及して来ていません。文具人気はメディアで取り上げられ続いていますが、人口減少や少子高齢化など需要が増えていく要素も見当たりません。消費者の目はさらに厳しくなり、何をどこで、誰から買うかといったところをシビアに見つめてきます。通販なども出てきて厳しい状況が続く中、我々が市場を取り返すためにはアイデアが必要です。具体的にはデータの活用。どう活用するのかを考えねばなりません。ぜひ仕入先の皆様にもお力を貸して頂きたい」と挨拶。

 出展メーカーを代表して、道姓文達・アピカ社長が「2年後の東京オリンピック開催を控え、今後も海外からの観光客は増えて、北海道は国外からの来訪者が全国で8位、その個人消費額では1位で、経済効果は高いようです。我々は紙製品業界ですが、最近は電車内で本を読む人も増えてきたように感じます。文具は紙を中心に成り立っている側面があり、ノートなどはもちろん、筆記具も紙に書くためにあります。こうした文具の展示会を機会に我々もパワーを貰って、今年そして来年を乗り切っていきましょう」と祝辞をおくり、札幌市の西脇勝・キョーリツ事務機社長と藤井社長によるテープカットで開会した。

 準備委員会の木村満・ステーショナリー営業部次長は「大丸株式会社となって1年が経過、合併後に開催した2回の商談会を通じて様々な提案を行ってきましたが、今我々は更に「進化」した提案を求められています。「進化」した提案を行うためには「知恵=idea」が必要です。より良い知恵を生み出すために、大丸が持つ全ての力を結集する。この商談会は我々の「進化=真価」を発揮するための場であると捉えています。我々が持つあらゆる力を象徴する言葉としてテーマの「idea」の4文字にはさまざまな意味を込めています」と説明した。

5つの提案コーナーで大丸が持つ「真価」をアピール

 124社に及ぶメーカーが集う会場内には大丸独自の提案を行う特設コーナーも設けられた。各メーカーの新製品を一堂に集めた定番の「新製品コーナー」を筆頭に、働き方改革を主題に商材提案を行う「大丸ism」コーナー、同様に働き方改革を見据えたオフィス家具を展示した「ビジネスファニチャー体感コーナー」、最近話題の商品に直接触れてもらい良さを実感してもらう「見せます・魅せます・伝えます」コーナー、そしてマスキングテープやキャラクター関連商品を集めて展開する「ラビタコーナー」の5つのコーナーが商談会のテーマを体現し、来場者の注目を集めていた。

 中でも「大丸ism」と「ビジネスファニチャー」の2コーナーは、OA関連商材を展開するメーカーとともに働き方改革を提案するエリアを形成。コーナーやメーカー間を跨いだ総合提案の場を設けることで、大丸が持つ提案力を示すとともに、大小さまざまなニーズに応えることを可能にし、来場者に好評を得ていた。

試す「体験」強力な販売ツールに

 会場入口正面には、今回も身近な文房具を実際に試してもらえる状態で展示。「ハサミ」と「ペンケース」を多数揃え、進歩した「機能」を係員の説明も交えて来場者に「体験」してもらった。特に「携帯用はさみ」はデザインや切れ味など、その多機能ぶりにも注目が集まり、中でもデザインフィルの「携帯マルチハサミ」はハサミとしての機能に加えダンボールカッターやワイヤーカッターなどの多機能が、特に男性来場者から高い評価を得た。

 今回もローカルテレビ局が複数取材に訪れ、様々な文房具を会場から紹介。実際にレポーターが試しながら機能を紹介する場面では、番組出演者からも感心の声が上がっていた。

新製品1位はぺんてるが2連覇

 新製品コーナーは22メーカーが出展。来場者の注目度をアンケート形式で競い合った。2日間で727名が総票数2070票を投票(一人3票)、1位にはぺんてるの「蛍光ペン フィットライン」が。昨年秋の商談会に続いて、ぺんてるが2連覇を飾った。

来場売上げともに目標を達成

 2日間の商談会は19日午後5時15分からの閉会式で幕を閉じた。総括報告で中西孝幸取締役常務が「前年対比で総受注金額は105・9%、来場社数419社(16社増)、来場人数1010人(23人増)。目標をクリア、まず満足できる結果に」と発表、つづいて2日間の商談会への協力に感謝し、生出亮・ぺんてる札幌営業所長の祝辞と手締めで終了した。

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