パイロットコーポレーション（高橋清社長）は、2月3日～4日の2日間、東京都中央区のロイヤルパークホテルで開催された展示会「パイロット スプリングコレクション2009」会期中に、最新の同社現況を発表した。

　高橋社長は「昨年7月1日にパイロットプレシジョンを統合、技術・開発力をさらに強化していき生産効率をアップし、新事業の展開などを構築してきた。また、2008年12月期単体売上高は約550億円で前期対比1.5％の減収だったが、理由ははっきりしているのでそんなに心配はしていない。商品別では筆記具消耗品がフリクションシリーズなどで0.2％（金額ベース対前期比、以下同）の伸長、万年筆など高級筆記具は9.7％増、ボールペンは横ばい、マーカー関連も4.2％増と好調だったが、ダウンした商品群もある。今後はフリクションシリーズ、アートシリーズなど一層の製品開発を行ない、ブランド力強化と商品育成に努めたい」と述べた。　

　なお、同フェアでは、最需要期である新学期に向けて、1月から3月にかけて発売される新製品を発表、東京会場は首都圏を中心に目標の1500名を上回る1531名が来場し、2月5日・札幌、10日・仙台、12日～13日・名古屋、12日～13日・大阪、18日～19日・福岡、26日・沖縄で開催され、約4000名の来場者を見込む。