矢野経済研究所(東京都中野区)は、1月9日、「文具・事務用品市場に関する調査結果 2014」結果を発表した。調査は2014年10月~12月に文具・事務用品関連事業者等を対象に行なった。
同調査によると、2013年度の国内文具・事務用品市場規模(メーカー出荷金額ベース)を前年度比0.6%増の4,704億円と推計した。
2011年度まで縮小基調で推移していた同市場は、パーソナルユースの高機能・高付加価値商品が浸透している筆記具市場が復調に貢献した。一方で、紙製品市場は横ばい、事務用品市場は依然として法人需要での経費削減の流れが強く、縮小基調で推移している。
また、2013年度の国内ボールペン(水性ボールペンおよび油性ボールペンの合算値)市場規模は、前年度比10.4%増の415億円(メーカー出荷金額ベース)となり、水性ボールペン、油性ボールペンともプラス成長で推移したと推計。
水性ボールペンでは“消せる”ボールペンが引き続き大きく伸長し、当該市場の拡大を牽引し、筆記具市場において最も構成比の高かった油性ボールペンの市場規模を上回った。
一方、油性ボールペンも個人需要に対応した“滑らかな書き味”の油性ボールペンが好調に推移するとともに、ノベルティ商品などの法人需要にも活発化が見られている。
【詳細】矢野経済研究所 http://www.yano.co.jp/
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2015年01月10日
前年度比0.6%増の4,704億円 文具市場規模 矢野経済調査
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