エコール流通グループは、1月16日~17日、浜松町の東京都立産業貿易センターで、「第88回エコール春の見本市」を開催、政木藤二郎社長は16日朝の開会式で、「経済変化で昨年来、文具製品の価格が上下する傾向だ。メーカーは価格改定表を送りつけるだけで済むが、流通サイドの我々は大変な作業だ。いっそオープン価格にしてはと思う」と語った。
同氏は、不況で景況改善が見られず、全般に負の連鎖が続く中で、カタログ制作の価格表示等に困惑していることを背景に、「ある種の流通業にはメーカー希望価格の半値近い表示もある」と述べての発言となった。
一方、見本市は同グループ12社が主催、同ステイショナーズチェーン、同事務機チェーンの顧客ら主客2645名、随行1617名の計4262名(前年同期比2.9%増)が来場した。
16、17両日とも午前9時から午後5時まで、同館の2~5階を使い、132社メーカーが出展、2日間で59億400万円(前年同期比0.2%増)を売り上げた。16日午前8時35分の開会式直後から来場した地方販売店主らが並び、春の需要期を目前に控え、終始熱心な商談が進行した。
5階イベント館は大人の手作り夢幸房として、屋台風の構成で水彩スケッチ、大人のおり紙、パンチアート、ペーパークイリング、筆文字絵てがみ、ペーパークラフト、玩具コーナーなど、クラフト・ホビーを主に提案した。
毎回実施するワークショップは、15日埼玉県越谷市のイオンレイクタウンとさいたま市鉄道博物館視察、16日夕は「日経MJヒット商品に見る消費と流通動向」を同紙篠原昇司編集長に聞く企画で、それぞれ100名を超える参加者があった。
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2009年01月16日
「オープン価格の検討を」ERG政木社長、フェアで発言
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