2013年10月12日より、森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ)で開催していた「スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。」は、1月5日、盛況のうちに閉幕した。86日間の会期中、総来場者数は28万3624人。
本展は、アメリカ・カリフォルニアのチャールズ・M・シュルツ美術館の所蔵する100点以上の「ピーナッツ」原画をメインに、新聞漫画に一生を捧げた作者シュルツ氏の人生をたどり、創作の秘密に迫るほか、「ピーナッツ」のアニメや企業プロモーションでの活用、グッズなどへの展開も紹介する、まさに「ピーナッツ」の決定版といえる内容だった。
会場は古きよきアメリカの雰囲気を随所に取り入れたシンプルかつポップなデザインで、来場者は、原画の大きさに驚きながら、シュルツ氏の描いた豊かな線を楽しみ、谷川俊太郎氏の訳をじっくりと読み込んでいた。大きなフィギュアが並んだ写真撮影エリアや、300種類を超すクオリティの高いオリジナルグッズも好評。
SNS上では「幸せな気持ちになった」「何度でも来たい」「もっとスヌーピーが好きになった」といったコメントが多く見られた。
これまで、日本ではキャラクターとしてのイメージが強かった「ピーナッツ」だが、本展の開催を通じて、アメリカが生み出したアート作品として再認識され、幅広い世代にファンが広がったと考えられる。
「スヌーピー展」は東京のみの開催で、巡回の予定はない。
2015年、「ピーナッツ」はコミック連載65周年、アニメ化50周年を迎える。20世紀フォックス映画とブルースカイ・スタジオが長編フル3Dアニメーション映画の製作を開始し、世界75ヵ国で公開予定であることが発表されている。今後もますます「ピーナッツ」から目が離せない。
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2014年01月17日