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2011年11月24日

コクヨS&T 中国1位ノートメーカーをM&A ノート市場でトップシェアへ

 コクヨS&T(大阪市、森川卓也社長)は、中国1位のノートメーカーである何如文化用品(深セン)有限公司の事業を承継することで合意したと発表した。今後、具体的内容の協議に入り、来年夏ごろの事業承継を目指す。

 何如文化用品(深セン)有限公司は創業22年のノートを中心とした紙製品製造・販売会社。中国の無線綴じノート市場の中で高品質ノートとして抜群の認知度を誇る「Gambol」ブランドを展開するトップメーカーとして、大きな生産能力と中国全土で広範な卸販売網を有している。

 今回の事業承継の主な対象範囲は、「Gambol」ブランドの商標、紙製品の生産設備(小型汎用機~無線綴じノート製造機など総数300台)、販売網(中国全土に販売店約5,000店舗を帳合に持つ卸70社との販路)など。

 この事業承継により、上海奉賢区に建設する新工場のノート生産設備(深センより移設)を一気に獲得する。この生産体制ができあがることで企画・開発、現地生産、販売までのバリューチェーンの構築が整い、内需獲得体制を確立し、コクヨの中国ノート事業は、一躍トップシェアとなる。

 なお、同事業承継は、コクヨS&T子会社の国誉商業(上海)有限公司が行う。同社では既に中国市場でCampusノートの販売を行っており、2010年には40社を超える大手有力卸との取引を通じ約200万冊(日本からの生産輸出)のノートの販売実績を上げ、本事業承継の円滑な移行に向けた活動体制を整備している。

 コクヨS&Tは、2012年夏頃の稼動予定で中国・上海市奉賢区にノート工場を建設することを既に発表しており、2020年にはステーショナリー事業で年間売上100億円を目標とする。

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