世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ」、「クリスマスワールド」、「クリエイティブワールド」(主催・メッセフランクフルト)が2023年2月3日(金)~7日(火)、ドイツ・フランクフルト国際見本市会場で同時開催された(クリエイティブワールドは1日遅れの2月4日~7日開催)。
4,561社の出展者が総展示面積352,950㎡を埋め尽くし、「Home for Consumer Goods」の新たなテーマのもと、170カ国・地域から訪れた15万4,050名のバイヤーに最新情報を披露した。
【各見本市の来場者・出展者数】(来場者数/出展者)
アンビエンテ 109,491名/168カ国3,685社
クリスマスワールド 35,719名/142カ国627社
クリエイティブワールド 8,840名/132カ国249社
パンデミックによる日本を含むアジアからの出展・来場回復の遅れやウクライナ情勢など、さまざまな影響がある中で初の3見本市同時開催となったが、パンデミック前と同等以上の全館規模で盛況裡に開催できたことは出展者および来場者から高い評価を得たようだ。
また、世界共通の課題であるサステナビリティとライフスタイルの融合を反映したユニークかつ包括的な製品ラインナップを提供し、未来のライフスタイルトレンドを発信するグローバルハブとしての存在感を示した。
来場者の70%はドイツ国外からの参加となり、ドイツに次ぐ来場者数上位10カ国はイタリア、フランス、オランダ、アメリカ、イギリス、スペイン、トルコ、スイス、ギリシャ、ポーランドだった。
「アンビエンテ」、「クリスマスワールド」、「クリエイティブワールド」の3見本市合同開催が新しいプラットフォームとして成功したことは、来場者アンケート結果からも確認することができた。来場者の満足度は94%と大変高く、高水準を維持した。次回の開催ではアジアからの出展・来場も回復し、さらに盛況な開催となることが予想される。
■未来の働き方を提案する新エリア「FutureofWork」
今回、特に注目を集めたのは、新エリア「AmbienteWorking」の「FutureofWork」。
パンデミック以降、新たな働き方として認識された在宅勤務やリモートワークに対応するホームオフィス向け製品が紹介された。前回に続き、コワーキングスペースを以前よりも多く提供するようになったホテル関係の来場が増えた。
■日本から海外へ、出展者に手ごたえ
「アンビエンテ」への日本からの出展者は50社だった。その中でも、日本独自の伝統とライフスタイルを背景に生み出された製品が集結した「JapanStyle」では、出展者による最新デザインや技術が駆使された製品に注目が集まり、多くの来場者が訪れた。
■次回は2024年1月26日開幕
サステナビリティ、デザイン、ライフスタイル、未来の小売業やトレードにおけるデジタル化の拡大などのメタトピックをテーマにした特別講演やレクチャー、ワークショップ、ガイドツアーなどは、多くの来場者が新たな刺激を受ける場となった。
国際的に著名な講演者やデザイナーを招いた特別プログラムのほか、将来を有望視された若い人材向けのセミナーも開催し、貴重なインスピレーションの場として好評を得たようだ。
次回の「アンビエンテ」、「クリスマスワールド」は2024年1月26日(金)~1月30日(火)、「クリエイティブワールド」は1日遅れの1月27日(土)~1月30日(火)に開催される。
■国内姉妹見本市
インテリアライフスタイル:2023年6月14日(水)~16日(金)
http://www.interior-lifestyle.com/
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特集
2023年03月27日
15万人超が来場 「アンビエンテ」など初の3消費財見本市同時開催 フランクフルト
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