文具業界が、年末や来年の新入学商戦を見据えて、秋の見本市シーズンを迎えた9月の第1週、全国で自然災害が発生し、業界にも影響が出た。
9月6日未明に、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震が起き、北海道全戸が一時停電するなど、経済や市民生活に大きな影響が出た。6日に札幌市内で予定されていた、道内文具卸の見本市も中止された。
前日から現地入りしていた、文具メーカー社長や幹部は、新千歳空港が稼働できないことで道内に足止めされ、中国地方で7日から行われた別の見本市に10数名が移動することが出来ず、急遽代理を立てるなどの対応に追われた。
また、札幌市内の大型文具店「大丸藤井セントラル」は臨時休業していたが、8日から時間短縮で営業再開、11日から通常営業となる。
一方、インバウンド需要への影響も懸念されている。4日に日本列島を縦断した台風21号により、関西空港は離発着が出来なくなり閉鎖。7日に国内線と国際線の一部が再開されたが、フル稼働には遠く、アジアを中心とした訪日客の足が遠のけば、関西を中心に日本全体に大打撃となる。
この台風では、在阪の文具メーカーが帰宅指示や休業、高潮被害により神戸市内の文具店が5日に一時休業、大阪市内の業界団体ビルの窓ガラスが割れるなどの被害も出ている。
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2018年09月08日
北海道で地震、西日本で台風、文具業界にも影響出る
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