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2017年09月10日

文具で熊本を元気に!九州最大級の文具の祭典が大盛況 寄付も行う

混雑する会場。「この日を楽しみにしていた」という声も

オリジナル定規づくりのワークショップは満席状態。マスキングテープや色鉛筆を使って定規をおしゃれにデコって楽しんでいた

 晴天の9月9日土曜日の午前9時~午後4時、九州最大級の文具の祭典「第2回ぶんぐ博2017 in KUMAMOTO」が、熊本県上益城郡益城町にある展示場「グランメッセ熊本」で4年ぶりに開催され、2013年に行われた第1回の4300人を大きく上回る7500人が来場した。

 同展示会は、レイメイ藤井(藤井章生社長)が主催、くまもと文具事務用品協同組合が協賛し、前日8日のレイメイ藤井「熊本本店見本市」会場を続けて使用し、前日71社のうち66社が出展した。一般ユーザーを対象に行った。

 会場はステージ部分を含む42ブースが配置され、メインワークショップは、チョークアーティストの若井美鈴さんによる、チョークアート体験(レイメイ藤井)や、デコキャン、かおノート&おしゃれノート(コクヨ)、オープン粘土を作ろう(ステッドラー日本)の4つが行われ、順番を待つ長い列が続いた。

 さらに、アトラクションを含むブースワークショップが22か所設けられたほか、話題の文具を紹介する「ぶんぐonステージ」(5社)や物販コーナーに加えて、文具ソムリエール菅未里さんのトークショーも行われた。

 朝8時30分にはファミリ-連れなど約150人が開場を待つ列をつくり、午前9時50分には入場制限するほど混雑した。特にビニールプールに置かれた1500円相当の文具アソートを釣り上げる「ぶんぐつり」は有料にも関わらず長い行列ができ、用意した500本がすべて釣り上げられる人気だった。ぶんぐつりの売上はすべて震災復興応援プロジェクトの義援金として寄付される。

 前田剛利実行委員長(オフィスサプライ部長兼リテールサポート部長)は「県内外のテレビ4社とラジオ2社、日刊紙が取材に訪れ、午前中にライブ中継もあったおかげで、多数の方に来ていただいている。車いすの方にも来場いただけるなど、やってよかったと感じている」と会場内で話した。

 会場のグランメッセ熊本は、昨年4月に起きた熊本地震の震源地に近く被災し、今年7月に復旧。また駐車場でも多数の避難者が車で寝泊まりした。1年半たった今でも、県内では仮設住宅の暮らしを余儀なくされている人もいるという。

 今回の「ぶんぐ博」は復興ユーザーフェアという意味合いで開催。会場内ではたくさんの子どもたちや親子連れなどが来場し、文具を接点に、たくさんの笑顔が見られた。またワークショップを多数設けたことで、文具や紙製品を使ってできる「コト」を伝える機会にもなった。

 なおフェアの名称は、大阪文具事務用品協同組合が協力した。
 

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