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2016年12月01日

コクヨデザインアワード2016発表 グランプリに「素材としての文房具」

素材としての文房具

全員で記念撮影

 コクヨ(黒田英邦社長)は、11月30日、東京都港区のコクヨホールで、使う人の視点で優れた商品デザインを、広く一般ユーザーから集めて商品化をめざすコンペティション「コクヨデザインアワード2016」(作品応募期間:2016年5月13日~7月29日)の表彰式を行い、グランプリに「素材としての文房具」が選ばれ、黒田社長からトロフィーと副賞200万円が贈られた。

 同アワードには、国内外から合計1307点(国内:929点、海外:378点)が応募、グランプリ1作品、優秀賞3作品を決定した。

 今年で14回目を迎え、募集テーマを「HOW TO LIVE」と設定。募集対象を「身の回りにある文房具、家具、生活用品など」として、「使い手の生き方、暮らし方への気づきにつながるプロダクトデザイン」の提案を募集した。

 最初の挨拶で黒田社長は「今回のテーマは、前回の美しい暮らしをさらに広げて、『生き方』まで踏み込んでアイデアを募った。当社の文房具とオフィス家具事業に関わる『働きかた』は昨今、非常に大きく変化していて、今後行き方と働き方はもっとつながっていく。今回のアイデアを糧にコクヨも皆さんに負けないように商品やサービスを向上させていく。また、少しでも日本のデザインに携わるかたのチャンスとなれるように、これからもこのアワードを続けていきたい」と述べた。

 続いて黒田社長はうれしいニュースとして、2013年優秀賞の「プラスチック製 クッション Stoop(ストゥープ)」が商品化され、JAXA(宇宙航空研究開発機構)とコラボし、イプシロンロケットの打ち上げ記念限定品が12月に発売されると紹介。また2012年グランプリの「なまえのないえのぐ」が世界の著名デザインアワードで相次いで受賞していることも報告された。


【受賞作品】(敬称略)


■グランプリ(1作品)

「素材としての文房具」(鉛筆、定規、消しゴム)AATISMO(中森大樹/海老塚啓太)

 棒状の、素材としての文房具。文房具がもともと持っていた、枝で地面に模様を刻むような素朴さや、自ら手を加えて使い込んでいく一対一の関係をつくり出した。



■優秀賞(3作品)

「どうぐのきねんび」(スタンプ)阿部泰成

 よく使う。あまり使わない。ずっと使い続けている。すぐに捨ててしまった。想い入れがある。想い入れがない。身の回りにあるモノと自分との関係を見つめ直す、新しい習慣を提案するスタンプ。


「マンガムテープ」(ガムテープ)南和宏

 漫画のコマや吹き出し、効果線が印刷されたガムテープ。おくりものの背景にあるストーリーや、おくり手の想いを描くことで、気持ちを視覚的におくりものに添えることができる。


「ぴったりカット」(テープカッター)Kujira(石川菜々絵/前田耕平)

 親指にぴったりはめて、自分の手元で感覚的に切れるテープカッター。爪の延長上にある刃の切り心地、指と一体化する身軽さが、人と道具との結びつきを深くする。

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