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2015年11月07日

根強い人気で続くフェア、 ペーパーワールド 2016年1月30日開幕

2015年は世界59か国から1636社が出展

日本からも1000名が訪れた

 2016年1月30日から2月2日まで、フランクフルトで開催される「ペーパーワールド」は、文具オフィス用品関係見本市では世界最大規模。毎年会場における出展社と来場バイヤーとの商談成約額は公表されないものの、日本円で約4000億円超と推定される。

 今春には59か国から1636社の出展(ドイツ284社、海外1352社)に対し、144か国の世界市場から3万9287名のバイヤーが来場、ドイツ国内から1万3534名、海外から2万5753名が会場を訪れた。

 ドイツ以外では、来場数の多い地域は欧州67%、アジア20%、米国7%の順。欧州域内ではイタリア、フランス、英国そしてオランダの順。日本からのバイヤー登録数も約1000名と発表された。

 来場者の1位は自社仕入れのため(35%)、2位は企業の貿易関係責任者(32%)。業態では販売店29%、流通・貿易26%、サービス関係16%の順、来場の主な目的は1位が変革の流れを知るため(61%)、2位は出展社及び来場バイヤーとのコミュニケーション(50%)、3位が市場開拓と新製品情報を得るため
だった。

 日本から社員研修などの目的で訪問する時代は去り、企業目的に沿った内容に変化。同じフランクフルトで消費財テーマの見本市は他に複数ある。

 例えば2016年2月12日~16日に家庭用品、生活雑貨などを中心に4700社が出展するアンビエンテ、また同様趣旨のテンデンスなども続く。

 評価が定着する世界的に有名なフェアだが、毎回開催企画にアイデアを絞る。今回も具体的に来場企業の業績に寄与するイベントを企画。2016年から2017年の欧米、アジアの市場動向を予測、専門家に語らせる、地域によって変わる流行色を発表、普及する量産品とデザイン重視で高価格帯の製品の傾向を
話すレクチャーなどを行う。また異なるトレンド予測を対比して柔軟な市場対応を考察する。

▼展示製品別ホール

▽文具オフィス用品(3号館1階)一般文具、オフィス用品、紙製品類を総合展示

▽REMANEXPO(6号館1階)企業のOEM製品、プリンター関連製品、リサイクル提案アイデアなど

▽筆記具製品(4号館1階) 鉛筆、フエルトペン、万年筆、
マーカー、画材関連製品など

▽学校教材関係(4号館3階)一般筆記具、ノート、フォルダー類、スクールバッグなど▽ギフト関連製品(5号館2階)カー
ド、額縁、アルバム、カレンダー、ダイアリー、キャラクター製品、ゲーム、ファンシー

▽パッケージング(4号館1階)ギフトラップ関連、包装材料▽高級文具製品(6号館2階)皮革製品、小型カバン、ブリーフケースなど

▽アジア産品(10号館1階)アジア各国から出展された文具製品など

▽各国選りすぐり文具、ホビー、クラフト製品(10号館2、3階)画材を含め文具オフィス関係製品を総括展示

▽クリエイティブワールド(4号館2、3階)

▼イベント、具体的テーマ

(1)2016~2017トレンド(ホール5・1及び6・1)予想される流行色、デザインの展示製品を説明するツアー予定

(2)カードデザインコンテスト(年内12月末日締切までの応募作品を審査発表)

(3)ミスターブック&ミセスペーパー(ホール5・1)知的レベルの高度な製品群、書物とコンビネーション製品を組み合わせる

(4)ドイツ産品展示(各展示エリア)最新のドイツ国内で創作
された文具、オフィス関連、日用雑貨関連製品を紹介

(5)REMANEXPO(ホール6.0)大手メーカーのOEM製品、再生産製品を展示

(6)アワード表彰。会期にあわせて発表される文具及び事務用品、紙製品各分野の国際組織入賞作品を展示。

 クリエイティブワールドは4号館。新企画で注目されたフェアも4回目の2016年はホビークラフト関連製品を中心に、テキスタイルなど多様な素材を対象に専門店バイヤーを集客し、32か国から287社(2015年)が出展、日本からもペーパーワールドから一時撤退した三菱鉛筆、ぺんてるなどがホビークラフト市場の顧客に向けデモなどでアピールする。


【お問い合わせ】メサゴ・メッセフランクフルト株式会社
           電話:03 - 3262 - 8444

【詳細】http://www.messefrankfurt.com/

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