新型コロナが5類に移行してからちょうど1年。オフィスに人が戻る中で、ワークシーンでは対面でのコミュニケーションを重視する取り組みが始まっている。
5月8日(水)~10日(金)に東京ビッグサイトで開催の「第13回働き方改革EXPO【春】」(RX Japan主催)では、多様化する働き方の今が注目された。
コクヨグループのコクヨマーケティングは、コクヨの家具ブランド「DAYS OFFICE(デイズオフィス)」を中心に、「気軽に人が集まって、立ち話のようなフラットなコミュニケーションが生まれる、チーム・ソロなど様々な働き方に対応する、いろいろな個性が集まり、混ざり合う」といった多様なワークシーンに寄り添った活気ある心地よい空間を紹介した。
リコージャパンは、複写機の設置スペースに飲み物や菓子を用意してカフェ風にアレンジした「コピーバー」を提案。コピーやプリント出力で人が滞留する従来スペースを、オフィスに来るからこそ得られる思いがけないコミュニケーションが生まれる場として新たに提案していく。
オリバーはホテルのラウンジにあるような木製家具で囲った円形ソファを展示。オフィスの執務フロア内にミーティング用に設置する。外から何をやっているのかが伺える半個室のような造りで、「新しい発想が生まれる空間となる」(同社)と提案した。
コロナ禍の在宅勤務から仕事の場が出社スタイルに回帰したことで、企業ではコロナ禍で縮小した執務スペースを拡大させる動きが出ている。会議室の不足も喫緊の課題だ。
対面でのコミュニケーションを促す反面、以前の空間に戻るのではなく、「例えばコロナ禍で生産性を上げると評価されたオンラインでの打ち合わせができるよう、個室空間のソロブースをオフィスの移転拡張に合わせて導入する企業が増えている。この前も一度に8台を納品した」(大手メーカー担当者)。
展示会では企業の総務や担当者が訪れ、リアルオフィスの現在地を情報収集していた。
また「第20回オフィス防災EXPO」にはキングジムが出展した。
上記展示会は9展からなる「第21回【東京】総務・人事・経理 Week 春」内で開催。本展は業界関係者のための商談展につき、一般の方の入場はできない。
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2024年05月08日
「働き方改革」 コロナ後はコミュニケーション促進 企業の執務スペースは拡大傾向
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