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2023年09月19日

第117回エコール秋の大見本市 新時代へ進む「シン・見本市」で来場者増 セミナー好評

イベント館

ショートセミナーも、二日間にわたりいろいろなテーマで実施した

 広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、一ノ瀬巌社長)の「第117回エコール秋の大見本市」が、9月15日、16日の2日間、東京・平和島の東京流通センター第1と第2の展示場で開催され、121社(新規1社)が出展し、14日夕に一時的に雷雨となったが大きな混乱もなく、その後は晴天に恵まれ、来場店舗数はほぼ計画通りで1358店(前年比125.2%、計画比100.6%)、随行者も含めた総来場者数は2168人 (同127.2%、同101.3%)、売上は52億27百万円(100.2%、94.7%)だった。

 メインテーマは「わくわくいっぱい 新時代の“シン・見本市” さぁ “NEXT STAGE” へ!」。参加グループ企業数は、東北から中国までの11社。

 コロナ5類移行後の初めての大見本市であり、コロナ後の“新時代”を生き抜き“NEXT STAGE“へ進化するために、お客様に“わくわく”して来場頂けるような“シン・大見本市”を開催。会場では、新しい商材や情報を求めて大勢の販売店などで賑わっていた。

 ERGが10数年前から提案した「新製品への統一NEWポップ」「出展従事者揃いの服装」は定着し、「集客しやすいブース作り」にも出展各社の工夫がなされ、解りやすく見やすい雰囲気の会場が出来あがった。

 多くの出展社(121社+イベント館21社)が集う大見本市を情報収集や商品仕入の場として販売店様の期待は高く、喜びの声が数多く聞かれた。

 出展社からは、実際に仕入権限のある来場者が説明をよく聞いて、意見をいただけるので有難いとの声が聞かれた。

 文具・事務機以外の生活雑貨・趣味・遊び等パーソナル商材が増えていることから、特にそのような商品を扱うブースでは熱心に説明を聞かれる販売店が多く、滞留時間が長時間化したという。

 お客様の『NEXT STAGE』へ5つの支援をテーマとしたイベント館(エコールが独自に提案するコーナー)では <シン・ワークスタイル><命を守る・会社を守る><「困った」を解決><リアル店舗の支援><消費を呼び起こす>をコロナ前の約2倍のスペース、過去最大の30出展社で提案した。

 また今回は従来の「年末チラシ」に代えて、季節や時流に沿った「ポップアップ企画」として一般文具とは違った4つの限定セットを用意し、当日注文する動きもあった。

 ショートセミナーも、人気イラストレーター「mizutamaさん」が登場し、リアル店舗のVMD戦略やランサムフェア対策など6つのテーマを2日間で6回開催、各20席を用意したが、立ち見が出るほど盛況だった。

 8月21日~9月16日開催のWeb大見本市のアクセス数は延べ2825回(前年比-26)。そのうちイベント館Webサイト閲覧数は延べ1523名(前年比-16)だった。

 15日8時50分から開会式が行われ、一ノ瀬社長は「コロナが5類に移行したことから、大見本市でも対策面は若干緩めておりますが、 1番リスクが高いと思われる昼食時、ここには引き続き黙食と時間交代制には特にご協力お願いします」。

 「ところで8月26日土曜日に日テレの24時間テレビ、夜9時15分からドラマを皆さんご覧になられたでしょうか?『虹色のチョーク』という日本理化学工業さんのキットパスを題材にしたドラマ、俳優さんたちの演技の上手さもさることながら、商品製作までの苦労やキットバスの名前の由来、 ワックスを自然由来のものにという思い、そういったものまでこと細かくドラマ化されていました。 視聴率は昨年より若干低かったみたいですが、さすがテレビの魅力はすごいなという風に感じました。翌週の月曜日は日本理化学さんに発注電話がまる1日中鳴り響いたそうです。このことを裏読みしますと、10年以上前に生まれた商品が消費者には 知れ渡っていなかったということでもあるわけです」。

 「我々の事業に大きく影響する環境変化の時代ではありますが、仕掛け作りと提案力の強化が売りを作り事業を守っていく鍵となるということを『虹色のチョーク』で学ばせてもらいました。消費者に届くプロモーションは、製造、卸、小売の3段階流通の共通課題。エコール大見本市で、商材の発掘と売るための仕掛けを発見していただき、 消費者まで届く提案をお持ち帰りいただけたら大変嬉しく思います。今日と明日、約1350店舗、延べ2140人の来場と、昨年より25%増加を見込んでおります。この2日間、ご来場の皆様にご満足をしていただけるよう、従事される全ての皆様のお力添えをお願いします」と挨拶した。

 続いて、出展社者を代表して、エコール流通グループ賛助会の石川幹事長が祝辞を述べ、杉山実行委員長(東京エコール社長)が開会宣言を行い、来ひんらによるテープカットで開会した。

 初日午前10時からの会見で杉山実行委員長は「コロナ禍により環境が大きく変化して、新しフェースへと移行せざるをえなくなっている。そのため今回のテーマは新しいステージへ進むという意味を込めている。通路幅を狭くして小間を広げて見やすくし、たくさんの商材を見ていただけるようにした」と話した。

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