日東商会(岡本茂雄社長)は9月13日、東京・元赤坂の明治記念館で「2023年秋の大見本市」を開催し89社が出展、全国から大手得意先など150店が来場し、各ブースでは活発な商談が展開された。
9時30分からの開会式で岡本社長は、
「当社の現状報告ですが、あと1ヶ月半の後、10月末に第82期の本決算を行います。8月末時点まだまだ期の途中ではありますが、全社の売り上げ推移としましては前年比109.3パーセントで進捗しております。内訳を申しますと、卸部門が前年比109.6パーセント、直営部門が前年比104.9パーセント。卸部門におきましては 人流やインバウンドの回復が、当社のお得意先様でありますリアル店舗には追い風になっていると感じております。直営部門につきましては、昨年8月に日本橋高島屋店が撤退していますので、店舗は減っていますが、残りの各直営店の踏ん張りにより、なんとかトータルでは前年を超えている状況でございます」。
「このところ、全国でまたコロナの新しい感染者が増えているというようなお話も出てきます。ガソリンをはじめとする物価であるとか、公共料金の高騰であるとか、生活必需品に対する消費者の節約志向というのが非常に強くなってきているということもありますので、これからもなかなか安心のできる状況ではない中で、この需要期に向けて、我々も気を引き締めて取り組んでいかなければいけないと感じております。そんな中でも、この半年ぐらい回復傾向が少し出てきていると思います」。
「ここで思うことは、当社はお得意先と、仕入先であるメーカーに本当に恵まれていると感じております。厳しいコロナ禍の中で、お得意先は常に店舗で努力を怠らずに継続され、今では消費者が戻ってこられている。またメーカーの皆様は、新しい切り口や技術開発により、魅力のある新製品をどんどん発売されている。このような皆様とお取引をさせていただいていることは本当にありがたいこと。我々もそれに負けずに、様々な提案をしていかなくてはいけない」と感謝の気持ちを伝えた。
続いて今回の見本市企画として、
「本日の見本市でございますが、今やブームの発信源となり得るだろうYouTubeで話題の商品などを集めたYouTubeコーナー、『SNSからこんにちは』と題したコーナー、これからきっと来るであろうというIPキャラクターの商品を紹介したコーナー。日本の技術力をアピールする『メイド・イン・ジャパン これぞ極みの逸品』コーナーというような、さまざまなコーナーを設置して、本日ご来場されるお客様にいろいろな提案をしていきたいと思います。また、新たな店づくりの1つのアイテムとして、日本初進出のリトアニアのSM・LTの商品、愛媛・松山のサステラブルブランド『dual-mode』、そしてわれわれのグループ会社である日本クリノスの新たな展開商品も紹介しています」と紹介した。
続いて 日東会副会長の伊東屋神林常務と、コンドル会幹事長のぺんてる和田会長が祝辞を行い、祝電披露の後、日東会幹事の丸善ジュンク堂書店杉本執行役員の一本締めで開会した。
イベントとして展示コーナーでは、こだわりの表現&雑貨の追求をテーマに、より具体的で見やすいブースを展開し好評だった。
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2023年09月19日
日東商会が「秋の大見本市」 150店が来場 岡本社長「得意先と仕入先に感謝」
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