台湾発のカルチャー体験型店舗「誠品生活」の日本1号店「誠品生活日本橋」の9月27日オープンを前に、25日、内覧会を兼ねたセレモニーが行われた。
17時30分からのセレモニーには、誠品生活股份有限公司の李介修社長、有隣堂の松信裕会長兼社長らが登壇。
初めに「誠品生活」の歩みを振り返る動画が流された後、李介修社長は「33年前に出版業界に入り、その間の14年間、日本にたびたび来ており、大手の書籍販売店の中でも有隣堂さんとは深く付き合いをさせていただき、30年前の有隣堂さんとの縁が日本橋でつながった、特別に意味のある日と感じている」。
「今年、誠品生活は30周年を迎えた。日本進出の元年の年でもある。日本橋店では、カルチャーとクリエイティビティを併せ持つ生活の場を創りあげるために尽力していく。誠品生活日本橋が発する文化的エネルギーが進化していけるよう、出版業界やサプライヤーの方には、注目や支持をお願いしたい。今回の出店に際しては三井不動産さんにも感謝を申し上げたい」と挨拶した。
続いて、李社長と松信社長が、台湾と日本の文化の出会いとして、この日のために選んだ一冊の本をお互いに交換しあった。
最後に、松信社長は「当社110周年、誠品書店30周年の節目の年に、日本橋に出店できたことを嬉しく思う。初めて誠品書店の信義店を見たときに、こんな素晴らしいお店があるのかと、書店の概念を覆されたのを思い出す。その後、日本でも話題となり、私だけでなく、多くの書店経営者が尊敬の念を持った視察が続いている。その後、一緒にやらないかと聞いたとき、正直戸惑いがあった。書店を110年間やってきたので、他の書店と手を結ぶことに多少躊躇した。しかし、本日完成した、この店を見て出店を決めて本当に良かった。日本で唯一の最新の書店であり、多くの皆さまに楽しんでいただきたい。この店がますます発展していくよう、誠品書店さんとスクラムを組んでやっていきたい」と挨拶した。
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2019年09月26日
日本初進出の「誠品生活日本橋」 オープンに際しセレモニー
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