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2019年05月31日

軽減税率にキャッシュレス決済情報も 第4回エコール西日本年末商談

57アイテムが勢ぞろいした「折り紙」のディスプレイでは、自撮りする来会者の姿も

新商品イチ押しコーナーを見る来会者

 広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、一ノ瀬巌社長)は、5月28日午前10時~午後4時、大阪市のOMMビル2階で西日本エリアで4回目となる「2019エコール年末商談会/西日本」を開催。全585坪の面積に出展社107社が揃い、465店約650名が来場した模様。店舗数は104.7%と微増した。

 今年10月の消費増税を前に、主軸の年末商材のMDとともに、軽減税率やキャッシュレス決済の最新動向を展示とセミナーで伝え、販売店を支援する姿勢を強く示した。

 グループの東京エコール、日東商会、ETS、名古屋エコール、京滋BS、新東光通商、神戸エコール、岡山エコール、エスシーの9社が共催した。

 28日午前9時40分からの開会式で、エコール9社を代表して長谷川豊会長は、「西日本のERGとして4回目の年末商談会を迎えた。5年前、京滋BSとして再編、また神戸の横山をERGの一員として迎え、東京で皆さまに報告したのを思い出す。それから5年、京滋BSは現在に至り、新東光通商は大変な努力で尽力した岡田副社長に替わり、東京の事務機営業担当だった貝塚廣幸が代表取締役副社長に赴任。また、横山・横山社長の決断により、事務機関連は横山が継承し、紙文具はERGが100%出資の神戸エコールが設立され担う。5月1日から、藤川幸一社長がリーダーシップを取り、再出発する。日東商会、エスシーの大阪支社ともども協力体制を敷き、年末商談会には広域から来会される。来会者に来て良かったと思っていただけるよう、本日1日を大切にして欲しい」と挨拶。岡田氏と貝塚氏が紹介された。

 続いて出展社を代表して、ゼブラ石川社長が挨拶し、木本直孝実行副委員長の注意事項後、西康宏実行委員長(岡山エコール社長)が開会宣言し、1本締めで開会した。

 会場内では20分のミニセミナーを始めて実施し、商談時間の合間に、軽減税率対応、2020年版手帳市場と購買の予測、キャッシュレス決済の導入の旬の話題を取り上げた。

 エコールコーナーでダイアリー・エンボス郵政年賀はがき、アクセスノートブックのほか、骨伝導イヤホン、ハズキルーペ等の商品や、ペイペイやオリガミペイのキャッシュレス、軽減税率に対応したレジスター(カシオ計算・東芝テック、エコールPOSを提案した。

 お店で行う「コト」提案も充実させた。カモ井加工紙のマスキングテープのいろいろな使い方、呉竹のオリジナル蛍光筆ペン体験イベントをコーナーで実演したほか、イワコー、クツワ、シード、マルアイも自社小間の並びで体験コーナーを実施した。

 その他、訪日外国人に人気のお土産「折り紙」にスポットを当て、これまでになかったディスプレイ方法(計57アイテム)を提案、名入れ別製提案コーナーでは、コクヨ、新日本カレンダー、マイツ・コーポレーションによる、外商向け別製商品を提案、季節提案パネルと増税対策商品も用意された。

 出展メーカー数は107社。アイリスオーヤマ、ソニック、タニタ、KAWAGUCHI、中谷の5社が新規出展し、エコール大見本市や東京エコールと日東商会のバラエティフェアで好評の見どころマップを来場者に配布し、スムーズな仕入機会の場を側面から支援した。

 午前11時からの会見で一ノ瀬社長は、

「4回目となり小雨ながらも出足は好調。横山が抜け、神戸エコールがスタート。新東光通商の副社長も交代し、エコールの精神を展示会で見せていきたい。今回は東京中心で展開している、エコールPOSを西日本で披露する。POSレジを導入することにより、データを分析しアイテム入替を促進する。そのためにも、POS有効活用をともに勉強し、データ分析に繋げていきたい。グループには営業が500人弱いる。10月には社員教育の研修の場を設ける。一歩先を行く卸業を進めていく」と述べた。

 また西委員長は「岡山県の場合でも地場の金融機関を通すなど、キャッシュレス決済の導入にあたっては、個店単位で決済事業者と手数料交渉を含めた契約をする必要がある。立地にもよるが準備とサービス選択が急務」と話した。

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