三菱鉛筆(数原英一郎社長)は、4月2日午前、東京都品川区の本社で、鉛筆メーカーならではの「鉛筆けずり入社式」を実施。新入社員19人(男性12人、女性7人)が削りたての鉛筆で書き初めに挑戦した。
鉛筆けずり入社式は、同社の高級鉛筆「uni(ユニ)」が1958(昭和33)年に発売されて50周年の節目にあたる2008年から開催しており、今回で11回目。
冒頭、数原滋彦副社長は「先輩たちが築き上げたブランドを大きくし、子どもや孫の代にも語り継いでいかれるようなものにしてほしい。日本の筆記具は世界に誇ることができる。今日の鉛筆のように芯がある人間になってほしい」とエールを送った。
新入社員の半数が小刀による鉛筆削りはほぼ初めてのため、緊張した面持ちでスタート。ぎこちないしぐさで小刀を握って削り始めたが、「なかなか上手くいかない」と悪戦苦闘していた。
そこで先輩社員が見本を披露し、「親指で刃を押すように削っていくとよい」とアドバイス。すると、徐々にスムーズに削れるようになり、全員が滑らかで美しい鉛筆に仕上げていった。
uniは今年10月に発売60年を迎えるため、その歴史の紹介もあった。
その後、削りたての鉛筆で書初めを開始。「一瞬一生」と書いた倉さき絃人さん(※)は「これから社会人として長い時間を過ごすが、一瞬一瞬を大事にしていきたい。三菱鉛筆の活動を広める宣伝や商品開発をしてみたい」と語った。
※さきは、崎の大が立(たつさき)
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2018年04月02日
三菱鉛筆が鉛筆けずり入社式を開催 「芯のある人間に」
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